球春到来。キャンプインを迎え、各選手シーズンを見据え調整に励んでいるが、この時期の注目はトレ―ニングにもある。
・今すぐ読みたい→
早くも「すきま風」?日ハム・新庄監督とコーチ陣との「微妙な関係」とは https://cocokara-next.com/athlete_celeb/tsuyoshishinjo-subtle-relationship/
まずは新監督の言動が注目を集める日本ハムから。第1クールの2日にグラウンドに登場したのが、ピンク色のフラフープと脚立だった。2つの脚立を約4~5メートル間隔に設置し、フラフープにくくられた紐を両方の脚立に乗ったスタッフが支える。
地面から約2メートルの高さにフラフープを浮かすと、このフラフープをめがけて、外野手が次々に輪の真ん中を通して遠投を行った。目的は低い軌道の送球と制球力を選手に意識させるためだという。
また昨季は屈辱の3位に終わり巻き返しを図る巨人では二軍で「綱トレ」が導入された。これは今季から二軍首脳陣に加わった小笠原打撃コーチ発案によるもの。
選手2人で綱の両端を持って揺さぶりあう過酷なメニューで、目的としては体幹を鍛え、体のバランスを整える目的があるという。実際にトライした湯浅と立岡は終了後、思わずグラウンドに倒れ込むほど、ハードなメニューとなった。
一方、女性にはなじみの深いピラティスを練習メニューに組み込んだのは阪神二軍だった。
阪神・平田二軍監督は第2クールから導入したピラティスに関して「色々なことにチャレンジというか、取り入れようということで選手たちも熱心にやっている」とその効用を語った。柔軟な体を作ることでケガ防止の目的も含まれているという。
シーズン中にはなかなか見られない、トップアスリートが行っているトレーニングの数々。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]