女優の清野菜名と俳優の松坂桃李がダブル主演する映画『耳をすませば』より、雫と聖司の遠距離恋愛の様子がうかがえる場面写真や、レトロなアイテムに注目した写真の数々が解禁された。

【写真】雫&聖司の遠距離恋愛が垣間見える『耳をすませば』場面写真

 1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』。

読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に思いを寄せていくけなげな姿が共感を呼び、1995年、スタジオジブリがアニメ映画化しヒットした。本作はそんな伝説的漫画を実写化。漫画・アニメ映画で描かれた中学時代の物語はもちろん、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わった。大人になった月島雫を清野菜名、天沢聖司を松坂桃李が演じ、中学時代の二人には安原琉那、中川翼が抜てきされた。監督は平川雄一朗。

 今回解禁されたのは、イタリアでチェリストを目指す聖司と、日本で同じく夢を目指す雫との遠距離恋愛の様子を切り取った場面写真。離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合ってから10年がたった1998年…まだ現代のように簡単には連絡を取り合うことができない2人をつなぐのは、お互いの心がこもった手紙や電話。写真では、雫と聖司が国際電話を通して柔らかな表情を浮かべる姿が印象的だ。

 また、雫が大切にしている箱の中には、これまで聖司から届いた手紙の数々が保管されている。たとえ遠く離れていても、お互いの存在に支えられながら日々を過ごす2人の様子を垣間見ることができる。

 本作には、たくさんのレトロなアイテムが続々登場する。毎日チェロの演奏に向き合う聖司が普段から愛用しているMDウォークマン&ヘッドフォンや、杉村の愛車シティカブリオレなど、1998年を生きる登場人物たちの趣味が節々に感じられる。
衣装や美術だけでなく、一つ一つこだわり抜かれた小道具の数々が『耳すま』の世界観を忠実に再現。懐かしさを感じられるだけでなく、味があって愛らしいデザインやアイテムの登場シーンも見どころだ。

 映画『耳をすませば』は、10月14日より全国公開。

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