今年10月から始まり、数々の作品が話題になっている秋ドラマ。最終回を迎えた作品も多い中、今回は秋ドラマで演技が光っていた俳優ランキング(TVマガ調べ)を紹介していく。



【写真】秋ドラマで演技が光っていた俳優9位~1位

 今回の結果は、2022年11月8日~15日に「TVマガ」が、10代~50代の男女(性別回答しないものを含む)150名を対象に公式ツイッターアカウントほか、インターネットを通じて行なったもの。

■第2位 平野紫耀『クロサギ』

 第2位はKing & Princeのメンバー、平野紫耀。ドラマ『クロサギ』(TBS系)は2013年に全42巻で完結した同名漫画を原作とした”クロサギ完全版”。主演を務めた平野は、詐欺師をだます詐欺師”クロサギ”・黒崎高志郎を演じ、巧妙な詐欺が横行する現在を舞台に、高志郎とほかの詐欺師による心理戦や警察組織との攻防、家族を奪った最大の宿敵との直接対決をスリリングに描いた。

【選んだ理由】
 「クロサギの心の中の深い悲しみや苦悩する思いを、紫耀くんは迫真の演技で見事に表現していて、その演技にぐっと惹きつけられます。そして、明るく振る舞う場面では屈託のない無邪気な表情をしていて振り幅が大きいです」

 「山下智久さん主演で一度制作されたドラマを改めて平野さん主演で製作するということで、一度作られた人物像を超えられるかという懸念がありました。しかし、鬼気迫る演技に惹き込まれ、新しい人物像を作り上げているなと感じました。毎回、主人公の感情に惹き込まれ、演技力の高さに驚かされます」

 「父親が詐欺に遭い、一家殺害の中で生き残った黒崎は、人を寄せ付けない暗さを持ちつつ、人恋しさを抱えています。本当は明るく素直な少年だったのだと思います。そんな複雑な黒崎を平野さんが見事に演じています。カッコ良さが光りますが、演技にも引きつけられます」

■第1位 目黒蓮『silent』

 第1位はSnow Manのメンバー、目黒蓮。『silent』で目黒が演じたのは、18歳で若年発症型両側性感音難聴を発症した青年・佐倉想。
病気を受け止めきれず、一方的に紬に別れを告げて8年後、2人は偶然の出会いを果たすことに。物語は、音のない世界で再び出会った2人の姿と彼らを取り巻く人々を描き、葛藤を抱える目黒の表情や身振り手振りの表現演技が毎回大きな話題に。没入できる展開と高い演技力で視聴者の心をつかんだ。

【選んだ理由】

 「手話をしながらの表情がとても豊かで、話さなくても感情が表れていて見ていて感情移入してしまいます。また、高校時代の回想シーンでは何気ない友達とのやりとりなどすごく自然に感じました」

 「ドラマの世界観に視聴者が入りやすいです。引き込まれるような演技をしているからこそ、ドラマに感動でき、続きが気になる、次回も見たい、もう一度見たいと思えます。特に、泣く演技は難しいと思うのですが、素のように自然と泣けるのはすごいと思います」

 「耳が聞こえないという難しい役どころを、表情やジャスチャーだけで伝えている演技がすごいと思ったからです。本当に耳が聞こえていないかのように思えますし、とても心に刺さる演技だと思いました」

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