木村拓哉が主演するドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の第3話(4月24日放送)に、佐々木蔵之介と浅利陽介がゲスト出演することが分かった。佐々木は、木村、第3話で風間(木村)とバディを組む新人刑事・隼田聖子を演じる新垣結衣の両方と初共演となる。



【写真】浅利陽介は法医学教室の助教授役

 原作は、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてシリーズ累計130万部突破のベストセラーとなり、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品だ。

 今作は、『教場』(2020年)、『教場II』(2021年)以前、風間が“刑事指導官”として新人刑事の教育に当たっていた時代を描く。風間による新人刑事への教育は「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が刑事指導官・風間公親とバディを組み、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ぶ育成システムとなっていた。

 佐々木は、法医学教室の大学教授・椎垣久仁臣、浅利は助教授の宇部祥宏をそれぞれ演じる。椎垣は殺人事件があるとワイドショーにコメントを求められるほど、世間での知名度もある法医学教授で、これまでの実績が認められ、次の医学科長への昇進が内定していた。
解剖室で刑事の立ち会いのもと、死体の解剖を行う椎垣と宇部。助教授の宇部にも早く一人前になってほしい椎垣は、本来は教授しかやってはいけない規則となっているが、助教授の宇部に解剖の一部を任せる。

 解剖する死体は服毒自殺の可能性のある死体だが、自分が任されたことへの緊張と焦りで、宇部は解剖用の防毒マスクの装着を忘れたまま、胃を切開してしまい…。

 一方、県警本部、風間のいる指導官室。指導官室のドアをノックして入ってきたのは隼田聖子(新垣)。「風間道場」初の女性刑事として、風間の元で捜査を学ぶためにやってきたのだった…。


 佐々木は、「『教場』シリーズは以前から拝見していましたので、出演のお声がけを頂いた時は大変うれしく思いました。と同時に、“生徒役か!?”とよぎりましたが、本作は風間公親が教官として警察学校に赴任する前の物語とのことで、生徒役はなく、生徒役のはずもなく、法医学教授でした」と話す。「木村さん、新垣さんと作品をご一緒するのは初めてでしたが、本番では程よい緊張感を保ちつつ、カットがかかれば世間話に笑ったり、和やかな現場を過ごすことが出来ました。ただ、解剖室でのシーンが多かったため、お互いにほぼ目元しか見えてませんでしたが…」と笑い、「でも、その風間公親の眼、本質を見抜く強い視線、鋭い洞察力こそが、このドラマの醍醐味だと思いました。楽しんでご覧ください」とコメントを寄せた。

 また、渡辺恒也プロデューサーは「この回の脚本を初めて読んだ時に、椎垣久仁臣役のキャスティングで自然と頭に思い浮かんだのが、佐々木蔵之介さんでした。
一見、謙虚にふるまってはいるが、内心は野心とプライドに満ちあふれた大学教授・椎垣を、安定の演技力で表現していただき、どこか憎めない人間として“おかしみ”のある魅力的なキャラクターにしていただいたと思います」と語り、「法医のプロVS捜査のプロで繰り広げられる緊張感あふれる心理戦を、どうぞお楽しみに!」と作品をアピールした。

 ドラマ『風間公親ー教場0ー』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。