人気漫画『こういうのがいい』(集英社 ヤングジャンプ コミックス刊)が、実写ドラマ化されることが決定した。地上波連続ドラマ初主演となる西山潤が主人公、元SUPER☆GiRLSメンバーで女優の田中美麗がヒロインを演じる。



【写真】『VIVANT』にも出演する西山潤が地上波連ドラ初主演

 本作は、恋愛というカタチに辟易していた2人が織りなす、ゆるくて、気楽で、エッチな大人の日常系ドラマ。原作は、「となりのヤングジャンプ」連載中で、累計発行部数130万部を突破した双龍による同名漫画。

 主人公・村田元気は、IT系企業に勤める在宅ワーカー。「私と仕事、どっちが大事?」などの質問攻めをしてくる束縛彼女に疲れ果て、「ノーモア彼女」と別れを告げ、晴れて“自由”の身に。ある日、趣味のオンラインゲームでオフ会を開催することとなり、フラリと参加する。

 主人公・村田を演じるのは、地上波連続ドラマ初主演となる西山潤。
2006年公開の映画『サイレン~FORBIDDEN SIREN~』でデビュー後、映画『20世紀少年』シリーズで唐沢寿明扮する主人公・ケンヂの幼少期を演じ、話題に。近作ではNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』『どうする家康』や、『ドラゴン桜 第2シリーズ』『VIVANT』などに出演している。

 西山は「村田と友香のような関係があっても良いな、と思える素敵な作品です。皆さんが共感できる部分もあると思います。緩やかな日常とちょっぴりエッチなふたりの世界を楽しみにしていて下さい!」と視聴者にメッセージを寄せる。

 村田とオンラインゲームのオフ会で出会うヒロインが、エッチが大好きで性に奔放な江口友香。
やたらモラルを押し付けてくる自分勝手なモラハラ彼氏に愛想をつかした友香は、「グッバイ彼氏」と別れを告げ、晴れて自由の身に。「オフ会」で知り合った村田と意気投合し、エッチが気楽にできて束縛のないフリーダムフレンド(=フリフレ)となっていく。

 ヒロイン・友香を演じるのは田中美麗。SUPER☆GiRLSのメンバーとして活動後、女優、モデルとして活躍。ドラマでは『ラーメン大好き小泉さん』シリーズのクラス委員長・高橋潤役、2022年の舞台『BASARA』千手姫役などを演じる。本作では、原作と同じように自身の髪をピンクに染めて友香を演じる。


 田中は「恋人という肩書きのない2人がお互いの欲に正直に生きる人間らしさを表現したり、私の知らない大人な世界を原作を通して堪能できるのに少しワクワクしています。原作の雰囲気や世界観にどれだけ私が寄り添えているか、それをご覧頂く皆さまからのご意見で伺えるのが楽しみです!」と期待を込める。

 ドラマ『こういうのがいい』は、ABCテレビにて10月クール毎週日曜24時55分放送。DMM TVにて同時独占配信。

※西山潤、田中美麗、原作者・双龍のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■西山潤

──まずは、原作を読まれた時の印象・魅力をお聞かせください。


 2人のキャラクターが魅力的だと感じました。型にとらわれる恋愛をしたくない2人が新しい形で関係値を深めていく姿がうらやましいですし、芯を持ちつつ、自由に生きる2人がカッコ良いなと思いました。

──本作を実写化する上で楽しみな部分は?

 特別に難しいセリフもなく淡々と日常を描いているところです。三木監督を始めとするスタッフの皆さんや共演者の田中美麗さんと試行錯誤しながら撮影しています。会話劇を楽しみながら丁寧に演じていきたいと思っております。

──演じられる「村田元気」の印象は? 彼のどのような部分を表現しようと思われたかもお聞かせください。


 村田元気のような友達が欲しいなと思います。村田の優しくてユーモアのある独特な世界観が大好きなので、そこを大事に自分らしく表現したいです。

──本作品は肩書にとらわれない男女の日常の中で「いいね!」と思わず言いたくなるようなシチュエーションが詰まった物語ですが、「こうだったらいいのにな~」と思っているようなことがあれば、お聞かせください。

 9月に入りましたが、まだ暑い日が続いている中で撮影をしているので、撮影のときは暑くても汗をかかない身体になったらいいなと強く思います!

──共演の田中美麗さんの印象をお聞かせください。

 本読みで初めてお会いしたのですが、読み合わせの際に、あ、友香だ。と思いました。
真っ直ぐで一生懸命に友香を演じる田中さんとお会いして、クランクインが楽しみになりました。

──最後に視聴者のみなさんへメッセージを!

 村田と友香のような関係があっても良いな、と思える素敵な作品です。皆さんが共感できる部分もあると思います。緩やかな日常とちょっぴりエッチなふたりの世界を楽しみにしていて下さい!

■田中美麗コメント

──まずは、原作を読まれた時の印象・魅力をお聞かせください。

 初めて読ませていただいた時は、すごい新しい視点で描かれている今までにはない斬新な漫画だなと思いました。世代や時代、性別、立場など、色々な背景が複雑な世の中ではありますが、「人と人」と「個と個」の極めてシンプルな想いがぶつかり合う、いかにも人間らしい純粋な物語だなと感じました。また、2人の日常を覗き見しているようなドキドキ感もあって、展開もこの2人はどうなるんだ…? と想像して読んでいくのが毎回楽しかったです。それと、とにかく友香が可愛かったです。

──本作を実写化する上で楽しみな部分は?

 恋人という肩書きのない2人がお互いの欲に正直に生きる人間らしさを表現したり、私の知らない大人な世界を原作を通して堪能できるのに少しワクワクしています。原作の雰囲気や世界観にどれだけ私が寄り添えているか、それをご覧頂く皆さまからのご意見で伺えるのが楽しみです!

──演じられる「江口友香」の印象は? 彼女のどのような部分を特に表現しようと思われたかもお聞かせください。

 自由奔放で何にも縛られない、縛られたくない友香は本当に唯一無二の存在だと思うので、漫画からそのまま出てきたような、勢いやユーモアさ、そして可愛くて素直な内面を演じられるように心がけてみました。時折垣間見える彼女の本質だったり、繊細なところなど、その“人間らしさ”というのにも真っ直ぐ向き合っていこうと思いました。

──肩書にとらわれない男女の日常の中で「いいね!」と思わず言いたくなるようなシチュエーションが詰まった本作品ですが、最近「こういうのがいい」と思ったことがあれば、お聞かせください。

 この撮影中に奇跡的に花火を見ることができて、しばらくボーッと夜空を眺めて見ていたのですが、バタバタしていた中での突然のサプライズ花火に、気持ちもフッと軽くなり、自然にこういうのいいな~と笑顔で口ずさんでしまいました。些細なことでも、そこに意識をもっていけば、色んなことに対して、こういうのがいいなって思えるなぁともこの作品を通して、「当たり前の日常」という、身近なありがたさを感じました。

──共演の西山さんの印象をお聞かせください。

 すごいフレンドリーで、とても頼りになる方ですね。私は今回の作品が休業明け1発目のドラマ撮影でとても緊張していたのですが、西山さんが色んな面で引っ張ってくださり、作品を創る上で心強い存在でした。また原作の村田役にもぴったりで、共演させて頂き、いろんな事学ばせて頂いてます。

──最後に視聴者のみなさんへメッセージを!

 ゆるくて、気楽でちょっぴりエッチな、ある意味ファンタジー?!でもあり、意外とあるのでは? と考えさせられる大人の日常系の新しいジャンルの作品になりました。わたしは、一生懸命に体当たりで演じさせて頂きました。ご覧頂く皆様のお1人お1人の心に私の体当たりの全力が届くと本望です。ぜひお楽しみください!

■原作者・双龍

──実写化が決まった際のご感想と、作品のどんなメッセージが視聴者の皆さんに届くことを期待されているか、お聞かせください。

 まず大変嬉しかったのと、驚きました。なぜなら、今作はかなり性的描写が多い内容なので、実写化されるとは予想もしていなかったからです。この作品のテーマとしては既成概念に捉われない自由で軽やかな男女関係の日常なのですが、漠然と「なんかいいなぁ」と感じていただけると嬉しいですね。それと、自由には責任も伴うので「自由≠なんでもあり」という事が少しでも伝わるといいのかなと思っています。いずれにせよ、楽しんでいただける事を願っております!

──主人公・村田元気と江口友香を西山潤さん、田中美麗さんが演じる上で楽しみにされている、もしくは期待されている部分をお聞かせください。

 西山さんも田中さんも素晴らしい役者さんなので、村田と友香にどれだけなりきっていただけるのか、作中の2人がどれだけ自然体な雰囲気になるのか大変楽しみです。本作は一見ラブコメですが真逆の内容で、尚かつドラマ性を排除した特殊性があると思っているので、個人的にもどうなるのか予想ができず、あらゆる面で楽しみしかありません!