ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平が、違法賭博で出来た借金返済のために彼の口座から無断で送金していた事件が、早くもハリウッドでテレビドラマ化されることが分かった。

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 Varietyによると、ドラマはライオンズゲート・テレビジョンが手掛けるもの。

製作の初期段階にあり、放送局や脚本家などはまだ決まっていないそうだ。

 投手と打者の二刀流で活躍し、ロサンゼルス・ドジャースと10年で7億ドルの巨額契約を結んだ大谷選手だが、MLBの2024年シーズンが開幕したまさに翌日、長年公私にわたってサポートしてきた水原による多額の横領が発覚。彼は球団から即座に解雇された後、司法の取り調べを受けていた。
 
 報道によれば、水原は司法取引を行い、銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めた。大谷選手の被害額は1700万ドル(約26億4000万円)近くに及ぶようだ。

 プロデュースを手掛けるのは、『ステーション・イレブン』などを手掛け、これまでトニー賞を13、ローレンス・オリビエ賞を6つ獲得しているスコット・デルマンと、スポーツ賭博を綴った『Billion Dollar Fantasy(原題)』などの著作を持ち、Sports Illustrated誌で野球について執筆し、MLB Networkにも寄稿してきたアルバート・チェン。


 チェンは声明で「これはピート・ローズ以来となるMLB最大の賭博スキャンダルであり、MLBが期待を寄せる、大スター選手の周囲で起きた事件です」とコメント。「我々はストーリーの核心をつかみ、信頼と裏切り、富と名声の罠の物語を綴ります」と述べた。