俳優の舘ひろしと柴田恭兵が24日、都内で行われた映画『帰ってきた あぶない刑事』初日舞台あいさつに、浅野温子、仲村トオル、土屋太鳳、ベンガル、長谷部香苗、原廣利監督と共に出席。本作公開の喜びを語った。



【写真】浅野温子をバックハグする舘ひろしがかっこよすぎる!

 本作は、1986年に連続テレビドラマとして放送され大人気を博した「あぶない刑事」シリーズの8年ぶりとなる劇場公開版。前作で刑事を定年退職しニュージーランドで探偵事務所を始めた舘演じる鷹山敏樹、柴田ふんする大下勇次が、横浜に凱旋する。

 舘は「『あぶない刑事』帰ってきました。8年前に“さらば”と言って、また帰ってくるという、詐欺みたいな映画ですけれども(笑)」とジョークで笑いを誘う。また柴田は観客に向けて「楽しかったですか、面白かったですか、格好良かったですか」と尋ねて盛り上げると、「全力で走って、全力でアクションをして、次の日は全身の筋肉がつりました」とおどけ、「でもやってよかったです」と微笑んだ。

 そんな舘と柴田の印象を聞かれた土屋は「小さい頃、女の子ってお父さんのことを大好きで『パパと結婚したい』って言うじゃないですか。
途中で『あれ違うな』と思うんですけど、そうなる前の、大好きな頃のお父さんへの憧れがある気持ちでした」と表現。独特な言い回しに、舘は首をかしげ、柴田は「微妙」とつぶやき、会場には笑いが起きていた。

 また本作のプロモーションで舘と過ごした時間について、柴田は「もう夫婦でしたね」としみじみ。「時々僕が妻で、時々舘さんが妻。100時間以上ずっと一緒にいました」と振り返った。

 終わりには、舘が観客に「初日にこんなに大勢の方がいらっしゃって心から感謝しています」と感謝。
柴田も「先日、横浜でパレードをしました。その時に『おかえりなさい』『帰ってきてくれてありがとう』(と言われ)、泣きそうになりました。お礼を言うのは僕たちのほうです。皆さんがずっと応援してくれているお陰で僕たちは帰ってくることができました」と思いを伝えると、舘が「僕ら2人が出会えたのはきっと奇跡だと思っています。本当にありがとう」とまとめる。2人は熱い抱擁を交わすと、大歓声の中、会場を後にした。