NHK朝のテレビ小説の第93作『あさが来た』のヒロイン発表会が12日、NHK放送センターにて行われ、女波瑠がヒロイン役として発表された。波瑠はこれまで朝ドラのオーディションに4度挑戦した当時の心境や、抜擢された意気込みを語った。


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 今回、2590名のヒロイン応募者のなかから選ばれた波瑠は、1991年東京生まれの女優。『てっぱん』『純と愛』『あまちゃん』などのオーディションを経て、4度目の本作でヒロインの座を射止めた。

 波瑠は「昨日の夜、ヒロインの決定を告げられた」と明かし、「たくさんの方に挨拶しているうちに実感が湧いてきて心臓がつぶれてしまいそう」と現在の心境を吐露。そして「朝ドラのヒロインは憧れです。“あさが来た”という名前どおり、朝の明るいエネルギッシュでパワーを与えられるヒロインになりたいです」と意気込みを語る。

 過去に受けたオーディションについて「最後の審査までいけたときは、決まったヒロインの子を毎回悔しい想いで見つめていました」と振り返る。4度目の挑戦だったことに「若手女優として成長していく上で、ここを通っていきたいと思いました。オーディションで負け続けて“今度こそ”という気持ちが強くなっていきました」と並々ならぬ決意で臨んでいたことを告白。

 今回のオーディションでは、相撲好きのヒロインにちなみ、応募者同士で相撲をとったエピソードを話し「“相撲に勝てばこのオーディションに受かる”と何か違う考えも浮かびました。必死の思いで、頭真っ白にしてやっていました」と無我夢中だったことを明かした。

 ヒロイン・白岡あさ役について「力強い女性だと思いました。男性に負けず物事を動かせる行動力、発想力がある素晴らしい女性。
その時代を戦ってきた女性ならではのしなやかな強さがあります」とコメント。なにわの女性を演じることを問われ「課題です。大阪の美味しいものを食べて大阪人になっていければ。串カツが大好きです」と笑顔を見せた。

 “朝ドラ”初の江戸時代、幕末からスタートする『あさが来た』で波瑠は、銀行、生保を設立し、後には日本最初の女子大学設立に尽力した実在の人物・広岡浅子をモデルとしたヒロインに扮する。脚本は『東京バンドワゴン~下町大家族物語』『聖女』の大森美香が手掛ける。
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