【写真】『料理の神様』支配人を務める吉田鋼太郎ら出演者たち
『料理の鉄人』は1993~99年にフジテレビ系で放送され、鹿賀丈史が<美食アカデミー>の初代主宰者に扮して見守る中、数々の名勝負を生み出し、ブームを巻き起こした。
放送が幕を下ろしてから20年、鹿賀は科学との融合が新たな料理の未来を切り開くと信じ、<キッチン・オクタゴン>という実験場を開設。そこは日々、科学的な見地から料理を分析し、料理に対する先入観や言い伝えを覆しながら、全く新たなレシピを生み出し続けている。時には料理の格闘場にもなり、名料理人を招いては、謎に満ちたすご腕の料理人ミスター・ゼウスが<キッチン・オクタゴン>のレシピに忠実に作った料理と名料理人が作る料理とどちらが本当においしいのか、真剣勝負の火花が散らされている。
料理対決の審査員に招かれたのは、片平なぎさ、陣内智則、足立梨花の3人。対決の実況を務めるのは伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)、解説は『料理の鉄人』と同じく服部幸應。対決する料理には、ハンバーグと回鍋肉(ホイコーロー)の2品が選ばれた。
ハンバーグ対決では、「たいめいけん」のシェフ・茂出木浩司がミスター・ゼウスとの対決に臨む。ハンバーグが選ばれたのは、鹿賀が「A5ランクに頼らない、想像を超えるハンバーグに出会ってみたい」から。現に「たいめいけん」のハンバーグもA5ランクの黒毛和牛のヒレ肉100%だ。吉田は「我々は気の遠くなるような調査と試行錯誤の末、ある牛肉にたどり着きました」と明かし、対決の幕が上がる。最高の食材と、思わず見とれてしまうほど鮮やかな職人技で料理する茂出木。
続いて行われた回鍋肉対決。今、日本で広く食されている回鍋肉は、四川料理を日本で広めた天才料理人・陳建民が日本人向けにアレンジして作り上げたもの。本場・中国の回鍋肉は食材も味も違い、四川料理を代表する一品として扱われていた。そこで吉田は「建民さんが考案した回鍋肉を、我々が超えてみたい」と言い、ミスター・ゼウスとの対決の場には、建民の息子である中華の鉄人・陳建一が招かれた。圧巻としか言いようのない建一の料理、そんな建一を前に日本人が初めて出会う仰天の回鍋肉をミスター・ゼウスが披露する。
『料理の神様』はフジテレビ系にて12月28日13時30分放送。