アニメ映画『フルーツバスケット -prelude-』より、本予告が解禁。原作者・高屋奈月が描き下ろした透と夾のその後の物語が一部初公開されたほか、大橋トリオが手掛ける主題歌「虹とカイト」も初披露となっている。



【動画】『フルーツバスケット -prelude-』予告編

 『フルーツバスケット』は「花とゆめ」(白泉社)に1998年から2006年まで連載された人気少女漫画。2019年4月より新スタッフ&キャストにより全編アニメ化となり、足かけ3年にわたり放送された。本作はテレビシリーズ総集編に新作映像を加えた劇場版。

 この世の何も信じることが出来ず荒れ果てた生活を送っていた今日子は、教育実習生として赴任してきた本田勝也と出会う。いんぎん無礼でクセの強い勝也にほんろうされ、次第に引かれていく今日子。ところが、不良仲間との間で起きた事件をきっかけに親から勘当を言い渡されてしまう。
今まで散々好き勝手やってきた罰だ、そう思う今日子の前に勝也が現れて…。

 本予告では、本田今日子(声・沢城みゆき)と本田勝也(声・細谷佳正)の若かりし頃のストーリーが切なくも美しく描かれ、さらに原作者・高屋奈月が完全新作で描き下ろす本田透(声・石見舞菜香)と草摩夾(声・内田雄馬)のその後の物語も一部公開。大橋トリオが手掛ける主題歌「虹とカイト」のやさしい曲調が相まって心震える映像となっている。

 井端義秀監督は「ようやく制作発表できて良かったです。TVシリーズの放送中に、すでに今日子と勝也のストーリーの制作が決定していたので、放送中は言えないもどかしさでいっぱいでした。(笑)実はTVシリーズでは勝也の顔をわざと出さないようにしていたんです。
最終回で、沢山の方から『そういうことか!』と喜びと驚きのコメントをいただき、安堵しました。そしてTVアニメはどうしても尺がきまっていて、縛りがあるのですが、今回は十分に間をとることができ、縛られずつくりあげることができた。そこが楽しかったです。本当にやりきった。これでやっと終えられます」とのコメントを寄せた。

 アニメ『フルーツバスケット -prelude-』は、2月18日より全国公開。