元SMAP稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾をめぐる新旧事務所の“攻防戦”が熱を帯びてきている。

 稲垣ら3人は、9月にジャニーズ事務所を退所し、元SMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏が代表を務める芸能事務所「CULENカレン)」とタッグを組んで、芸能活動をリスタートさせている。



 飯島氏は、事前に独立後の戦略を綿密に練っていたようで、すぐにファンクラブ設立、SNSの開設、11月にネット放送局「AbemaTV」での72時間生放送など、矢継ぎ早にカードを切るその手腕は、さすがの一言。さらに10月16日には、公式ファンサイト「新しい地図」で来春公開に向けた映画を製作することも発表している。

「ファンクラブの売り上げは5億円を超えているとみられ、カレンは潤沢な資金を確保している。実際、各芸能プロやジャニーズのスタッフを、30歳で最低年収1,000万円以上の厚遇で迎え入れ、すでに多くの人材が集まっているようです。加えて、これまでSMAPと仕事をしてきたテレビマンや放送作家、フジテレビのSMAP担当だった人物もカレン入りしたといいます」(テレビ関係者)

 攻めるカレン、守るジャニーズといった構図ができつつあるように見えるが、内情はまったく逆なのだという。芸能関係者が、こう耳打ちする。


「ジャニーズからの直接的な指令こそないが、大手の芸能プロはカレンと付き合うことでジャニーズを刺激することを恐れ、戦いに巻き込まれないよう完全に腰が引けています。『72時間生放送』もゲストがまったく集まらない状況で、スケジュールは空いていても『都合がつかない』と拒否するタレントが続出中。予想外の難航で、飯島氏はハリウッド女などにも打診を始めたと聞きます。出演が見込まれているのは、個人事務所で香取の親友でもある山本耕史くらい。その山本の妻で、芸能界を引退した堀北真希を目玉としてサプライズ出演させたいようですね」(芸能関係者)

 芸能界にはびこる“ジャニーズへの忖度”は、飯島氏をもってしても突破するのは難しいのだろうか。