新型コロナの影響で各種イベントが軒並み中止に追い込まれているが、歌舞伎界もその例外ではない。5月に市川海老蔵が「市川團十郎」を襲名する予定だったが、緊急事態宣言を受けて、延期が発表された。
「市川團十郎は江戸時代から続く歌舞伎界の大名跡。海老蔵は7年前に亡くなった父親の十二代目に続く十三代目を5月に襲名し、7月までの3カ月にわたり東京・歌舞伎座で襲名披露の公演を予定していました。延期に伴い、11月の福岡・博多座から1年かけて行われる予定だった地方公演の日程も練り直しとなります。襲名式は4年越しで準備が進められ、公演初日には安倍首相や天皇陛下のご臨席もお願いしていた。東京五輪や長男・勸玄くんによる八代目市川新之助のお披露目も合わさって、30億円以上の興行収入が見込まれていただけに関係者の落胆は、大きい」(女性誌記者)
延期時期については来年5月が有力視されているというが、テレビ関係者の間ではあるプランが持ち上がっているという。
「1年たっても思うような興行ができるかはわからない。
新型コロナに終息の気配が見られない中、30億円の穴埋めを、海老蔵はどうしていくつもりなのだろうか?