ぼる塾・田辺さんの隣で食リポする、アンジュルムの佐々木莉佳子。『ラヴィット!』(TBS系)TVer公式サイトより

 
“朝のお笑い番組”としてすっかり定着し、視聴者に愛されている『ラヴィット!』(TBS系)。スタジオやロケ企画では、多くの芸人たちと一緒に女性アイドルも登場し、彼女たちの発言は毎日のようにファンのSNSを席巻している。

 6月20日放送回のロケ企画「ぼる塾の芸能界スイーツ部」で、銀座の新スポット「GINZA SWEETS MARCH」でぼる塾と共にスイーツの食べ歩きをしたのが、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムの佐々木莉佳子だ。

「佐々木さんは表情が豊かで、リアクションも大きいのでテレビ向きですね。スイーツの食べ歩きは大きなハプニングがあるようなものではなく、何事もなく終わってしまうことも多いんですが、佐々木さんのリアクションのおかげで、かなりいいロケVTRになっていました。体当たりロケでもないのに見事に盛り上がるVTRに仕上げていったという点で、佐々木さんは“爪痕を残した”と言えるでしょう」(テレビ局関係者)

 その後スタジオでは、モグライダー・芝大輔が恒例のプレゼント用キーワードを発表。そのキーワードはズバリ、「#莉佳子のロケふえそう」だった。

 佐々木莉佳子は、宮城県気仙沼市出身の21歳。地元でローカルアイドルとして活動をした後に、2013年にハロプロ研修生に加入。2014年10月にアンジュルム(当時のグループ名はスマイレージ)のメンバーとなった。

 モデルとしても活躍しており、(ロー)ティーン向けファッション誌「ピチレモン」(学研プラス、休刊)や「Seventeen」(集英社、月刊発行は終了)を経て、現在は「CanCam」(小学館)の専属モデルを務めている。

「佐々木は、スキルの高いメンバーが揃っているハロプロの中でも、特にダンスが上手いメンバーとして知られています。ハロプロはもともと同性からの支持が高いですが、佐々木もその例に漏れません。性格も素直で明るくて、老若男女に愛されるキャラクター。このままお茶の間のスターになってもおかしくないですよ」(アイドル雑誌の女性ライター)

 アンジュルムといえば、上國料萌衣(かみこくりょう・もえ)も人気メンバーだ。最近では『ウラ撮れちゃいました』(テレビ朝日系)、『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(テレビ東京系)、『世界・ふしぎ発見!』(TBS系)などのバラエティーに出演。ちなみに、4月25日放送『ラヴィット!』のロケ企画にも登場していた。

「上國料さんは、2020年に『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)に出演したあたりから、ピンでのバラエティー出演が増加しています。女性が憧れるような、個性的で現代的な可愛らしさのある“オシャレ”な顔立ちをしている印象。モデルとしても活躍していて、かつて“おフェロ”などの独特な概念を打ち出した人気の女性誌『ar』(主婦と生活社)にもよく出演しています。

 佐々木さんと上國料さんのコンビは、アンジュルムファンの間で“りかみこ”と呼ばれて親しまれていますし、今後は2人いっしょにバラエティーを席巻するなんてこともあると思います」(同)

 この女性ライターも熱く語るように、アンジュルムは女性ファンが多いことでも知られている。有名人でも、2019年にムック本『アンジュルムック』(集英社)のW編集長を務めた蒼井優、モデルの菊池亜希子のほか、新木優子橋本愛松岡茉優、芸人では吉住、ぼる塾の田辺さんなど、多くの芸能人がファンであることを公言。ある制作会社スタッフはこう話す。

「有名人だけでなく、番組スタッフの間でもアンジュルムのファンは多いんです。公私混同と言われたらそれまでですが、どうにかしてアンジュルムのメンバーをキャスティングできないかと常に画策しているスタッフもいます(笑)。

 ファンを公言している有名人と一緒にアンジュルムメンバーをキャスティングすれば、番組も豪華になるし、間違いなく盛り上がる。『ラヴィット!』の食リポ回でも、田辺さんは佐々木さんを目の前にして『お笑い賞レースの予選がある時は、アンジュルムの「大器晩成」を聴いて行く』と、愛を語っていましたね。こういう相乗効果を狙ったキャスティングは今後、増えていくのでは」

 まさに、注目株と言えるアンジュルム。ファンにとっては何を今さらかも知れないが、“りかみこ”のことは覚えておいて損はなさそうだ。