櫻坂46の5thのシングル『桜月』 (TYPE-A)

 櫻坂46の5thのシングル『桜月』が2月21日に発売され、初週で30万枚以上の売上を記録してチャート1位に輝いた。同曲でセンターを務めるのは2期生の守屋麗奈。

研修生出身者がセンターに選ばれるのは初めてで、櫻坂のみならず乃木坂、日向坂を含めてグループの歴史に新たな1ページが刻まれたが、新シングルにはこんな指摘も寄せられている。

「『桜月』は卒業式、別れ、旅立ちといったテーマが歌詞に盛り込まれ、切なさの中に力強さが感じられる前向きな曲ですが、一聴してZONEの『secret base~君がくれたもの~』に似ています。歌い出しの部分やラップ調の早口になるパートでは類似性は感じられませんが、サビに入ると、リズムやテンポは違うもののメロディラインは『secret base』とかなり似ていますね。

『secret base』は2001年の曲ですが、これにそっくりだと言われたのが2005年にケツメイシが発表した『さくら』です。こちらは年間チャート2位の大ヒットとなりましたが、こちらも歌い出しやサビはそっくり。当時、音楽ファンの間では散々語られたネタですが、『桜月』は“さくら”を扱った点でも被っています」(音楽ライター)

『桜月』についてはネットにも、

「桜月って曲、ZONEのシークレットベース…」
「私も最初桜月聞いた時にsecret baseやんって思いました」
「櫻坂の桜月が頭の中で流れていると途中からケツメイシのさくらになる」
「最初聞いた時から思ってたけど桜月ケツメイシのさくらにめっちゃ似てるよな」

 といった声が登場。

平成の名曲を思い浮かべた人は少なくないようだ。

 しかし、櫻坂にとってこの曲は特別な曲になりそうな予感が漂っている。

「櫻坂の前身の欅坂46は、お姉さんグループの乃木坂46にも引けを取らない人気グループでしたが、絶対エースだった平手友梨奈がグループを離れ、メンバーにスキャンダルが相次ぎ、活動が一時は停滞。グループ名を変えて再出発する前代未聞の展開を辿りましたが、その荒療治の成果がここに来て現れてきた感があります。

 欅坂時代のシングルはシリアスな面ばかりが強調され、センターも固定されていたため、画一的なイメージで捉えられがちでしたが、櫻坂にグループ名が変わり、田村保乃や守屋麗奈のようなほんわかとした子がセンターをやるようになって、いい意味で普通のアイドルグループになりました。

 昨年は乃木坂と日向坂が紅白に選ばれる中、櫻坂だけが落選する屈辱を味わいましたが、売り上げ枚数では乃木坂や日向坂、さらにほかの出場歌手にもまったく遜色なく、『桜月』の曲調や歌詞のイメージは紅白の舞台でも映えそうです。

センターの守屋麗奈は現在バラエティでも引っ張りだこで、グループ名を浸透させる立場としてはぴったり。まだ2023年は始まったばかりですが、今年は雪辱を果たす年になりそうです」(エンタメ誌記者)

 今年は紅白で3グループ揃い踏みとなるか。

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