原田葵インスタグラム(@harada_aoi_)より

 近年、すっかりトレンドになったアイドルからアナウンサーへの転身だが、今年も新たに“元アイドルアナ”が誕生した。昨年8月に櫻坂46を卒業した原田葵が、4月からフジテレビに入社。

アナウンサーとして活動していくことになった。

「原田は欅坂46の一期生として芸能界入りし、2018年に学業のために一時、活動を休止して大学受験に挑戦。見事に合格し、大学に通いながらアイドル活動を続けました。グループの冠番組の学力テスト企画ではトップを取ったインテリキャラですが、見た目が幼いことから、『小学生?』などとイジられるのがお約束。グループ内での人気は真ん中ぐらいでしたが、握手会の対応は極めて良く、一気にメロメロになるファンは少なくありませんでした」(アイドルライター)

 かつてはアナウンサーからタレントになるのがオーソドックスな転身パターンだったが、今や芸能人からアナウンサーになるケースが続出。転身組には平井理央(おはガール→フジ)、紺野あさ美(モーニング娘。

テレビ東京)、市來玲奈乃木坂46日本テレビ)、斎藤ちはる(乃木坂46→テレビ朝日)などがいるが、原田はどのパターンを辿ることになるのか。

「一口に元アイドルと言っても、アナウンサーとしての生き方はまるでバラバラ。平井はアナウンサーというより“アイドルがニュースを読んでいる”という印象が最後まで抜けませんでしたが、市來は元アイドルの面影がなく、良い意味で普通のアナウンサーになりました。一方、人気絶頂だったモー娘からアナウンサーになった紺野は、アナウンサーとして正直パッとしませんでしたが、乃木坂では決して人気メンバーでなかった斎藤は、朝の情報番組を歴任し、今やテレ朝のエース候補です。

 アイドル時代を見る限り、原田はガツガツと前に出るタイプではなく、天然でもなければ、人を笑わせるようなことを言えるタイプでもありません。基本的にマジメなので、与えられた仕事はしっかりこなすでしょうが、正直、局の看板アナになっている姿は想像できない。

そういう意味では、堅実に仕事をこなす市來に近いイメージでしょうか。フジテレビには“元女流棋士”という肩書を持つ竹俣紅がいますが、小柄で幼く見える点で、原田と竹俣のキャラが被るのも心配です。

 ただ、近年のフジテレビは若手の女子アナが全然育っていないので、割って入るチャンスはいくらでもある。知名度という点で原田は最初から大きくリードしていますから、いきなり大抜擢があるかもしれません」(同上)

 女子アナとして新たな坂を駆け上がれるか。