日本航空(JAL)グループの格安航空(LCC)が、成田~ヒューストン線を来春に開設する。片道14時間の長距離運航は、航空業界の常識からは外れるものだ。
ZIPAIRヒューストン便が爆誕のワケ
日本航空(JAL)傘下で格安航空(LCC)を運航するZIPAIR(ジップエア)が、2025年3月4日から成田~ヒューストン線を週4便で開設する。片道14時間の長距離運航で、機材整備なども含めると往復28時間以上もかかる路線であり、航空業界関係者も驚く路線が誕生する。
1位は、スペイン・バルセロナを拠点とするレベルの、バルセロナ~サンチアゴ(チリ)線だった。その距離、なんと1万1132km。片道13時間35分もかかる。
レベルは、IAG(英ブリティッシュエアウェイズと西イベリア航空を傘下に持つ航空会社グループ)傘下の長距離LCCだ。スペイン第二の都市・バルセロナを拠点に北米・南米各地への路線を運航している。
2位は、韓国エアプレミアのソウル(仁川)~ニューヨーク(ニューアーク)線で、1万1100km。所要時間は同じく片道13時間35分 。
韓国ではLCCが次々と登場したため競争が激化し、短距離ではなく長距離路線に活路を見出した会社も出ているからだ。エアプレミアはLCCとフルサービスの良いところを両取りした「ハイブリット航空会社」を自称し、機内サービスに定評がある。
3位は、レベルのバルセロナ~ブエノスアイレス線で、距離は1万458km。スペインという南米からの移民も多いお国柄を反映した路線展開である。
ランキング完全版では、1位~10位を分かりやすい表で公開するとともに、LCCの最前線について詳しく解説している。また、このランキングをベースにすると、ZIPAIRの新路線が何位相当になるかも、ぜひチェックしてみてほしい。