Sansan株式会社は、同社が提供する法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」において、オンライン会議で名刺交換をスムーズに行うことができるQRコード付きバーチャル背景の提供を開始したと発表した。

Sansan上で、自分の名刺情報へアクセスできるQRコードを組み込んだ、オンライン会議用のバーチャル背景を自動作成する機能を追加した。
これによりユーザー企業は、新しい働き方として広がりを見せているリモートワークや在宅勤務時における、オンライン名刺活用のビジネスシーンが拡大する。

■「QRコード付きバーチャル背景」の提供背景

新型コロナウイルスの感染拡大防止措置として、企業はリモートワーク導入をはじめとした働き方改革や、イベントやセミナーのオンライン開催への移行を迫られている。このような中、Sansanは、オンライン上でもこれまでと変わらず名刺交換ができる「オンライン名刺」機能を6月に発表し、すでに3000社を超える企業が利用を開始している。Sansanのオンライン名刺機能の利用により、オフラインでの名刺交換と同様に、オンライン商談やミーティングの場においても、相手の氏名・肩書きなどを正確な顧客データとして取得・蓄積が可能になる。

一方で、同社が提供する名刺アプリ「Eight」では、オンライン名刺交換ができる「QRコード付きバーチャル背景」を自動作成する機能を、Sansanに先立ち提供を開始。提供開始後約3週間で、1万人を超えるユーザーがダウンロードを行うなど大きな反響があったという。これらの反響を踏まえ、Sansanにおいても、より多くのオンライン名刺活用のビジネスシーンを提供するために、機能提供開始に至ったとのことだ。


オンライン名刺の送付方法が、デジタルシフトするビジネスシーンに、より柔軟に対応可能になったことで、デジタルシフトによって生じた、名刺交換の減少による顧客データの情報源の縮小と企業業績への悪影響という新たな課題「顧客データ危機」を解決し、企業の営業⼒や受注率の向上に貢献するという。

■「QRコード付きバーチャル背景」を設定するメリット

・企業ブランドイメージの統一
オンライン上でも、特に商談の場面では対面と同様に印象が重要になり、印象を決める要素に背景の演出もある。QRコードには、会社が指定した会社ロゴの表示も可能であるため、社員が統一した背景を設定することで、リモートワークや在宅勤務といった業務環境に左右されることなく、対顧客に対するブランドイメージに、一貫性を持たせるよう整えることが可能だ。

・コミュニケーションの円滑化
オンライン商談では、「アイスブレイクしづらい時がある」など、コミュニケーションに課題を抱えるビジネスパーソンが増えている。常時背景にQRコードを表示させることで、名刺交換をきっかけとした話題提供がしやすくなり、ビジネスの始まりの円滑なコミュニケーションを後押しする。

・オンライン名刺の受け手からの返送の促進
バーチャル背景は、ずっとオンライン画面で相手に表示されているため、最初だけでなく、途中参加者や後のタイミングなど、受け手側の都合に合わせて、名刺情報の登録と返送が可能だ。生活に密着したQRコードを用いることで、受け手側も低いハードルで操作が可能となり、これまで以上にオンライン名刺交換が成立するようになる。
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via プレスリリース