コスモ石油マーケティング株式会社は、一般社団法人AiCTコンソーシアムが交付決定を受けた福島県会津若松市の「複数分野のデータ連携による共助型スマートシティ推進事業」において、「環境価値の地域循環サービス」の社会実装に向けた取り組みを開始したと発表した。
会津若松市は、10年以上にわたりオプトインデータを活用し、市民一人ひとりのニーズに寄り添った、データ駆動型スマートシティに向けた取り組みを実施してきた。本事業の取り組み内容via プレスリリース同社は、AiCTコンソーシアムのエネルギーワーキンググループのメンバーとして「ゼロカーボンシティ会津若松」の実現に向け、省エネ・節電に繋がる行動変容プログラムの研究を行ってきた。住宅用太陽光発電に関し自家消費に含まれる「環境価値」が未活用となっていることに着目し、取り組みを開始する本サ―ビスにおいて、当該価値を可視化・価値化することで環境価値の地産地消を目指すという。
同社がプロジェクトリーダーとして昨年実施した「電力使用量可視化による行動変容実証」で得た知見をもとに、「HEMSゲートウェイ」を用いた技術により住宅用太陽光発電設備の発電量を割り出し、Jクレジット制度を利用してクレジット化した環境価値を地域内で流通可能にするプラットフォームを構築する。また、環境価値取引のプラットフォーマーとしてアプリの提供を含むシステム開発を行うとともに、対象世帯の会員化促進とJクレジットの調達・販売を行う。さらにサービス実装段階においては、ゼロカーボンイベント等による告知や地域企業との連携も併せて行う予定だ。
本サービスのイメージ図