◇◇◇以下、当時原文ママ◇◇◇
■スポーティ装備の充実度を比較
F・Rスポイラー標準装着は2台
スポーティ装備のなかでも、外観の精かんさと空力性能向上の決め手となるエアロパーツから見てみよう。標準装備でフロントとリヤにスポイラーが付くのは、ジェミニとシビック(リヤはルーフスポイラー)。
サニーはリヤに巨大なスポイラーが付くが、トレノと同じくセットオプションなので、必要としないものも付けなくてはならないことがあるのが残念。
【関連画像】ファミリアの写真を見る
ファミリアは大型のフロントバンパーを装備。先代にラインアップされていた高性能モデルGT-Aeと同様のネットをエアインテークに張ったバンパーだ。近くで見るとネットだとわかるが、フロントフェイス全体がおとなしいデザインのため、スポーティさを演出する迫力には欠ける。
サンルーフは全車にオプション設定されているが、なかでも注目できるのがミラージュ。2つのガラスサンルーフを装着したデュアル・グラストップと呼ばれる仕様と、ルーフ前部がガラスで、後部を樹脂製カプセルに替えたスタイルで外観もユニークなマルチトップという仕様が選べる。
フォグランプはジェミニのみが標準装備。ヘッドライトと一体型のため、後付けタイプと違い、外観がすっきりしているのがいい。
4輪ALBの設定はシビックのみ
足まわりは、この手のクルマの最重要部分。可変ショックアブソーバーを標準装備するのはトレノ(TEMS装備)のみ。
4輪アンチロック・ブレーキは、このクラスでは珍しい装備だ。これを付けられるのは、今のところシビックのみで、魅力的な装備のひとつといえる。
インテリアでは、ジェミニがモモ製の本革ステアリングを装備、ファミリアもモモ製のものをオプションを設定している。
バケットシートは、やはりレカロを付けるジェミニが光っている。このシートは、体をキチンとホールドしてくれる点やデザインも満足できる。ファミリアのシートもスポーティなデザインのシートだ。
〈文=丸山 誠〉