8月30日~9月5日は防災週間。以前コネタで「選ぶのも楽しいスタイリッシュな防災グッズ」を紹介したこともあるが、みなさん、いざというときの準備、どれくらい出来ていますか? 必要性はわかっていても、いざ準備するとなると面倒に感じてしまう人も多いのでは。


でも実は特別に用意しなくとも、身の回りにも使えるグッズがいろいろある。たとえば「手ぬぐい」。汗をぬぐったり、日よけとして頭に巻くといった従来の使用法だけでなく、いざというときにはマスクや包帯の代わりにもなる。

そんなふうに、新たな視点から防災グッズを見直させてくれるユニークな「防災グッズ特集」が東京の「AssistOn 原宿店」で開催中だ。
「“もしもの時”に役立つことはもちろん、毎日の生活の中で、心地よく使っていただけるアイテムをセレクトしました。普段から使い慣れているものなら、いざというとき、使い方に戸惑わずに、すぐに役立ってくれるはずです」
と広報担当の斉藤さん。
デザインや機能が優れているものは、アイディア次第でいくらでも活用方法があるのだという。

たしかに店内に並ぶ商品のなかには、一見すると防災グッズ? と思えるものもある。たとえば携帯スリッパ「Pop up slipper」(2,100円)。旅や出張にも欠かせないが、厚さ2cm・重さ100gと軽量ゆえ、緊急時の使い勝手も抜群。また、防水性のトランプや電源不要の小型スピーカーなど、必需品でこそないものの、あると心に少しゆとりが生まれそうなアイテムもある。

もちろん本格的な防災グッズもそろう。
なかでも注目は「Pelican“UltimateFirstAidBox”」(救急箱/6,825円)。ケースブランドのペリカンプロダクツは、その耐久性や防水性が高く評価され、米軍でも採用されているほど。
日本の代理店が家庭用にと独自にプロデュースしたもので、救急箱としてはなかなかのお値段だが、性能を知ればそれも納得。車でひいても壊れないし、水に落としても中身は無事。ケースの保証対象外となっているのが、サメに咬まれたときやクマに襲われたときということからも、その頑丈さがうかがえる。南京錠などの鍵も付けられるので、子どもが誤って刺激の強い薬品などをいじってしまう心配もない。

また、「バイオレッタ ソーラーギア」(5,250円)は気軽に使えるポケットサイズの小さな太陽光発電システム。電気が通っていなくても、専用電池に充電ができ、アウトドアでも活用できる。

ほかにも、わずか3cmの携帯ライト「ABITAX Tag Light」(1,470円)、バッグに付けられるフィンランド製のオシャレな夜間歩行者用反射板「LifeSaver」(1,680円)、護身ブザーがわりに持ちたい最新鋭のホイッスル「FOX40“micro whistle”」(1,260円)など、もしもの時に備えて普段から身に付けたいアイテムもいろいろ。

必要なアイテムが見つかるのはもちろんのこと、普段の生活のなかでも、「これはいざという時にも使えそう」なんて考えるきっかけをくれる防災グッズ特集。AssistOnらしいモノ選びのセンスが光るアイテムが勢ぞろいしている。開催は9月17日まで。

(古屋江美子)