
これから暑くなるとか、雨が降ってじっとりするとか、仕事が山のようにとか考えるととっても嫌な気分になりますね。
昨年はいろいろありましたが、こんな時くらい、逆に不謹慎なこと言ってみたい衝動にかられませんか。
僕は駆られます。
今すぐにここでも(以下編集による削除)
ふう。
以前インタビューをした、芥川賞作家の長嶋有が描いたマンガ『フキンシンちゃん』が発売中です。
小説家がマンガ!? とびっくりされる方もいると思います。
実は「コミPo!」という、キャラを3Dモデルで動かしてマンガのようにコマを作れるソフトを駆使したマンガなんです。絵が描けなくてもマンガが作れる! すごい時代です。
もちろんあくまでもソフトウェアなので、3Dモデルはある一定のものを使用。なので似たような顔のキャラで構成されていますが、行動と髪の毛・表情の差で、読みやすくキャラ分けができています。
このマンガはほぼ最初に「フキ子ちゃんが不謹慎だってこと、皆、気づいていない」というセリフで始まります。
一定のパターン化されたセリフで始まるマンガ、ってのがなんとも懐かしい感じですよね。まさに藤子不二雄A、藤子・F・不二雄が多用していた日常マンガのお決まりです。
実はこのマンガ、お約束パターンをあえて使うことで、作者の人生観を浮き彫りにしたちょっとテクニカルな作品なんです。
一話とかは「ベタだなー」と笑えますが、後半になるに従って結構驚きますよ。...続きを読む