「芥川賞」のニュース (132件)
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作家になったのは永六輔を見返すため? 野坂昭如『マスコミ漂流記』
今年、創設から80年を迎えた芥川賞と直木賞。7月発表の上半期の芥川賞にはお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の『火花』が選ばれ、今年最大のベストセラーとなった。もっとも芥川賞・直木賞の歴史をひもとけば、芸能...
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田中角栄、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三……午年生まれは大物政治家勢ぞろい
今年は午年。十二支にはそれぞれ動物があてられ、午はいうまでもなく馬にあたる。これは中国の風習をそのまま取り入れたものだが、十二支の漢字には本来、動物の意味はなかったようだ。とくに意味はないけれど、いわ...
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ビートたけし、西田敏行、美輪明宏、渡辺謙、鈴木亮平、土屋太鳳…ベテランから若手まで亥年生は名優ぞろい
2019年は亥年である。総務省の発表によれば、1月1日現在の人口推計では、今年の「年男・年女」となる亥年生まれは1055万人。このうち最多は今年72歳になる1947年生まれで、206万人を数えるという...
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ウェブ小説発で40万部突破の理由は 住野よる『君の膵臓をたべたい』
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。今回は小説『君の膵臓をたべたい』を扱います。定期的にでる難病モノのヒット作飯田住野よる『君の膵臓をたべたい』は「小説家になろう」に...
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【エイプリルフール】デーモン閣下呆然。今年地球デビュー32年目を迎えるというのにこの悪戯はなんだ
デーモン閣下の悲しいお知らせだ。5年振りのソロアルバム発表を記念して閣下初のサイン会を開催した。しかし、ファンが1人も現れておらず、関係者が事態収拾に大わらわになっているそうだ。混乱の現場から送られた...
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今吸っているこの空気が嫌で仕方がない。太宰治賞『色彩』の光「杉江松恋の新鋭作家さんいらっしゃい!」
バックナンバーはこちらから小説は世の中に自分が一人ではないということを教えてくれる。もし効能というものがあるとすれば、そういうことかもしれない。生きづらさを抱えている人に、自分だけがしんどいわけではな...
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又吉直樹原作ドラマ「火花」7話。漫才の素人ウケと玄人ウケの違いってなんだ
又吉直樹作、第153回芥川賞受賞作品「火花」。徳永(林遣都)は、神谷(波岡一喜)が全ての答えを持っていると思い込んでいる節があるそう。そんな神谷が「好きなことやって面白かったら飯が食えて、面白くなかっ...
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本日授賞式! 芥川賞作家・西村賢太の分身、北町貫多の7つのひみつ
本日、2月18日金曜日は、第144回芥川・直木賞の授賞式がある日だ。夜のニュースで中継映像が流されるか、みんなチェックしてみよう。中でも気になるのが、西村賢太だ。受賞者のスピーチで何を言うんだろう。い...
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芥川賞作家の不謹慎!? コミpo!で描いた「フキンシンちゃん」が面白い〈長嶋有インタビュー前編〉
「ぽこぽこ」というWEBマンガサイトで、異例のマンガが連載されています。普通マンガって漫画家が描くじゃないですか、当たり前ですが。ところがなんと連載しているのは芥川賞・大江賞作家の長嶋有氏。ブルボン小...
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衝撃! あの最高年齢受賞の芥川賞作品はダイジェスト版だった。黒田夏子「abさんごoriginal」
今年1月の芥川賞受賞作は、黒田夏子さんの早稲田文学新人賞受賞作「abさんご」(《早稲田文学》5号)だった。じつは芥川賞受賞作『abさんご』は短縮版、公募新人賞向けエディットヴァージョンだった。そしてこ...
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イイ気になって本を読んで、イイ気になって感想を書いたりしてごめんなさい。小説家・清水博子が好きでした
2013年10月10日、清水博子さんという小説家が45歳で亡くなった。追悼するのではなく、記憶しなおすために、この文章を書いている。かつて批評家の石川忠司さん(佐野元春似)は彼女の短篇「空言」を評して...
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【30秒でわかる。第149回直木賞レース完全予想】
明日7月17日に決定する第149回芥川・直木賞、本命作品がどれか予想してみました!未読の方でも30秒でわかります。(★評価。5点が最高。☆は0.5点)。■『巨鯨の海』伊東潤(2回連続3回目)鯨漁を描い...
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「やすらぎの郷」第12週。野際陽子のヌーディスト・ビーチ、向井理のフェロモン
かつて歌劇団で同級生だった老女優2人が詐欺事件に巻き込まれ、ひとりは投身自殺、ひとりは認知症が発症して寝込んでしまうという、救いようのないダウナー展開だった第11週。さすがにしばらくはしんみりとした話...
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本日決定!書評家・杉江松恋の第162回芥川賞候補全作レビュー&予想。一番「らしい」小説は「音に聞く」
本日選考会が行われる第162回芥川賞の候補作は五作。作者五十音順で以下の通りだ。木村友祐『幼な子の聖戦』(「すばる」11月号)高尾長良『音に聞く』(「文學界」9月号)千葉雅也『デッドライン』(「新潮」...
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2人のヴェトナム戦争体験日本人作家の嫌いな部分、大好きな部分
池澤夏樹=個人編集《日本文学全集》(河出書房新社)の第1期第9回配本は、第21巻『日野啓三開高健』。ヴェトナム取材体験のあるふたりの芥川賞作家だ。この巻は年譜を僕が担当しているので、なんかここでレヴュ...
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又吉直樹は水嶋ヒロを超えた――『火花』を最初に文芸誌で誉めた評論家、語る
『火花』を最初に文芸誌で誉めたのは俺だから!!!藤田まだまだ話題さめやらぬという感じですから、芥川賞受賞で、発行部数が200万部を超えた又吉直樹さんの『火花』の話をしましょう。飯田藤田君は文芸誌でも書...
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『劇場』で考える、又吉直樹のヒロイン「こんなイイ女いねーよ!」問題
「劇場」。芥川賞を受賞した「火花」に続く又吉直樹の第二作目で、掲載された新潮の発行部数はなんと4万部。文芸誌としてはかなり異例の売り上げだった。「劇場」は、売れない劇作家・永田とその恋人・沙希の物語。...
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Kindle unlimited月額980円読み放題はお得なのか徹底検証
2016年8月3日、Kindleunlimitedがスタートした。電子書籍Kindleの読み放題サービスだ。月額980円。KindleUnlimitedに登録されている電子書籍が読み放題だ。結局、月額...
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部品はみんな村上春樹なんだけど、なんにも面白くない。「多崎つくる」メッタ斬り!の凄い毒舌
わはは。もう凄いでやんす。「メッタ斬り!」は、文学界毒舌漫才コンビ名。ライターであり素晴らしい海外文学を紹介する豊崎由美と、SF翻訳家かつSF書評家かつSFアンソロジストであるSFモノ大森望。文学賞&...
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文学を知らなければ、どうやって人生を想像するのだ(アニメか?)アニメです!「チア男子!!」4話
直木賞作家、朝井リョウ原作のアニメ化作品『チア男子!!』。直木賞作家の作品のアニメ化というのは意外と多く、野坂昭如『火垂るの墓』を筆頭に、宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』、森絵都『カラフル』、桜庭一...
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芥川賞作家・又吉直樹のもうひとつの顔。俳人としての才能はいかほどのものか
又吉直樹×堀本裕樹『芸人と俳人』(集英社)が出て、2か月ほど経ってしまった。けど、又吉さんが芥川賞を獲った以上、やっぱり書こう。注目される人どうしのコラボこれは文芸誌《すばる》に約2年間連載した対談「...
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村上春樹さん、死んだらどうなると思いますか? 川上未映子×村上春樹『みみずくは黄昏に飛びたつ』
『みみずくは黄昏に飛びたつ』(新潮社)は、芥川賞作家・川上未映子が村上春樹にとにかく訊きまくる長時間インタヴュー。川上さんはインタヴュアーとして、話題作『騎士団長殺し』(第1部顕れるイデア編/第2部遷...
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最年少芥川賞受賞から10年。綿矢りさが語った「玉結び」
小説家の綿矢りさのデビューは、それはそれは衝撃的だった。私の場合、2001年に京都に出かけたとき、いまはなき河原町の丸善(梶井基次郎の短編小説『檸檬』に出てくることで有名)で、彼女のデビュー作『インス...
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映画やコミックだけじゃ底が浅い。本を読め〜速報8「芥川賞&直木賞フェス」林真理子&浅田次郎
第150回記念「芥川賞&直木賞フェスティバル」速報第8弾!イベント終了後、30分以内に書いて即アップの最速リポートです。3月2日17時から18時、2日間全8ステージのラストは、「最終便に間に合えば」「...
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衝撃の事実、直木賞選考委員は欠席ばかりしていた〜速報7「芥川賞&直木賞フェス」角田光代&奥泉光
第150回記念「芥川賞&直木賞フェスティバル」速報第7弾!イベント終了後、30分以内に書いて即アップの最速リポートです。3月2日15時から16時のステージは『対岸の彼女』で第132回直木賞を受賞、『紙...
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出世レースに敗北した中高年サラリーマン家庭の縮図か「つまをめとらば」
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。第154回直木賞を受賞した『つまをめとらば』について語り合います。『つまをめとらば』はほっこりするか、ゲスな話か!?藤田青山文平さ...
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最新芥川賞受賞作「穴」と「不思議の国のアリス」の落ちた穴
今週末に国際文芸フェスティバルが開幕する。すでにエキレビ!でも内容は紹介されているが、1、2日には第150回記念「芥川&直木賞フェスティバル」がその中で行われる。綿矢りさ×道尾秀介とか、桐野夏生×川上...
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古市憲寿「百の夜は跳ねて」芥川賞選評が辛辣で驚いた。米光一成の表現道場
芥川賞選評が凄いことになっている。候補作のひとつ古市憲寿「百の夜は跳ねて」について、である。(おっと、そのまえに、第161回上半期芥川賞受賞作は、今村夏子「むらさきのスカートの女」である。傑作だ)「文...
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本日決定!書評家・杉江松恋の第161回芥川賞候補全作レビュー&予想。本命は『むらさきのスカートの女』
今村夏子「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号)高山羽根子「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる五月号)古市憲寿「百の夜は跳ねて」(新潮六月号)古川真人「ラッコの家」(文學界一月号)李...
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芥川賞最多落選作家・島田雅彦に学ぶ5つのモテポイント
島田雅彦。とにかくめちゃくちゃ顔がかっこいい。3月1日から2日間にかけて行われた芥川賞&直木賞フェスティバル。両賞の受賞作家が登壇する中で、1人だけ「特別枠」の作家が島田だ。芥川賞に6回ノミネートされ...