「芥川賞」のニュース (132件)
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芥川賞作家・SFの貴公子、円城塔はなぜ男子にモテるのか、辻村深月×円城塔トークレポ
辻村「円城さんって、とにかく男にモテるんですよ」3月2日に行われた「芥川賞&直木賞フェスティバル」で、直木賞作家・辻村深月と、芥川賞作家・円城塔のトークイベントが行われた。作風も読者も違う二人は友人関...
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作家になるなら芥川賞を狙え。だって読書感想文コンクールより倍率低いじゃない?『てらさふ』
交響曲第1番『HIROSHIMA』や『鬼武者』など、過去18年間にわたって佐村河内守さんの作品として発表されてきた作品が、新垣隆さんというべつの作曲家の手になるものであったことが、2014年2月に発覚...
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殴り合いをして小説書いての繰り返し~速報4「芥川賞&直木賞フェス」北方謙三&川上弘美
「私は何がほしかったというと芥川賞がほしかった」という北方。「私は芥川賞をいただいたんですけど出身はSFなんですよ」当時、SFの新人賞がなくて困ったという川上。芥川賞直木賞フェスティバル3月1日、一日...
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男は少年、女は魔女〜速報2「芥川賞&直木賞フェス」島田雅彦&桜木紫乃
桜木「島田雅彦さんに会うってことでいろいろ聞いてきたんですけれど、島田さんは巨乳が好きなので詰めものをしていけってアドバイスされて、さすがにそれはしてませんが」島田「いや、巨乳にはふたつ、巨大なほうと...
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近代小説とはダメ人間の歴史だった。豊崎由美『まるでダメ男じゃん!』
大森望との『文学賞メッタ斬り』シリーズが2012年に終了した書評家・豊崎由美さんだけど、先般の「芥川賞・直木賞記者会見ライブビューイング」のレヴューを読むと、生メッタ斬りは健在なようだその豊崎さんの新...
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『ザワさん』はセリフが少ないので実は結構ストレスたまってた〈三島衛里子 インタビュー後編〉
『高校球児ザワさん』(以下、『ザワさん』)でおなじみの漫画家・三島衛里子氏が、秋田書店エレガンスイブ編集部から新増刊される雑誌「もっと!」で女子校漫画を連載!その制作意図を三島氏自身と秋田書店編集者・...
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「褒めてくれぇぃ〜」キングオブコント2016優勝ライス会見詳細レポ
命乞いをしながらも「肩揉んでくれぇぃ〜」とわがままを言う。おしっこを漏らしたチンピラが「どうしてくれるんだ」と凄む。今年9回目となった『キングオブコント2016』(TBS系列、以下KOC)。エントリー...
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芥川賞受賞作『爪と目』は正統派のホラー小説である
先般、エキサイトレビューでは杉江松恋さんが恒例・芥川賞直木賞予想で、みごと藤野可織『爪と目』(《新潮》2013年4月号)の芥川賞受賞を的中させた。今回、その作品を含む同題の作品集(新潮社)も出たので、...
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書評家・杉江松恋が第149回直木賞を完全予想、本命はあの女性作家?
明日7月17日に決定する第149回芥川・直木賞、どの作品が栄冠に輝くかを全部読んだ上で予想してみました!まずは直木賞の方から。見事予想が当たったらうまい棒おごってください。★で表しているのは今回の本命...
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「やすらぎの郷」第14週。元妻&元カノからのツッコミに鑑定団ネタまで石坂浩二いじめフルコース!
老女たちが熱狂する若手人気俳優・シノこと四宮道弘(向井理)が遂に「やすらぎの郷」にやって来たと思ったら、ホントに何しにやって来たのか分からないまま終わってしまった『やすらぎの郷』(テレビ朝日・月〜金曜...
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ぼくが『ねたあとに』何をする? 夜通し自作のゲームをする!
『ねたあとに』。その奇妙なタイトルに惹かれて手にとった。著者は長嶋有。『猛スピードで母は』で芥川賞を受賞した小説家であり、ブルボン小林名義ではゲームエッセイなども執筆している奇才だ。いくらタイトルに惹...
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山崎賢人・松岡茉優が描く「生涯忘れることができない恋」――コロナ禍に公開された映画『劇場』の運命とは
又吉直樹の恋愛小説を行定勲監督が映画化『火花』で芥川賞を獲った又吉直樹が、それより前から書いていた恋愛小説『劇場』が『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』など恋愛小説の映像化に定評のある...
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今夜最終話「火花」バイトをやったら負け、黒髪に戻した9話
又吉直樹作、第153回芥川賞受賞作品「火花」。先週まであんな良い感じだったのに急に解散。あらすじゴールデンのレギュラーを惜しくも逃し、スパークスは勢い失ってしまい家賃を下げるために徳永(林遣都)は引っ...
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ゲイダイ発の映画がキテる! 三連休は、横浜・東京藝大が熱い!
題名は「ZERONOIR(ゼロ・ノワール)」。原作は太宰治の「人間失格」だ。生田斗真主演のアレではない。舞台を現代に置き換え、「女と心中して生き残った男」と彼を取り巻く人々を描いた群像劇だ。秘密を抱え...
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遂に「西村賢太被害者の会」結成? 文学賞メッタ斬り!ナイトレポ
「西村さんはシャボンのいいにおいがするんです」「それ風俗だよ!」大森望と豊崎由美が文学賞を批評していく『文学賞メッタ斬り!』シリーズ(杉江松恋がレビューを書いているので、詳しくはそちらを参照!)。8月...
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佐久間由衣主演、映画『君は永遠にそいつらより若い』が早くもパッケージ化 共演に奈緒
芥川賞受賞作家・津村記久子のデビュー作で第21回太宰治賞を受賞作。監督:吉野竜平、主演:佐久間由衣、共演に奈緒で映画化した『君は永遠にそいつらより若い』が早くもDVD&Blu-rayでリリースされるこ...
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田中裕子の魔性について考えてみた「まれ」8話
朝ドラ「まれ」(NHK月〜土朝8時〜)の第8話は衝撃回。ぶっきらぼうで、腰に手を当てて牛乳飲む、オトコマエな桶作文(田中裕子)がふたりの男に取り合われた魔性の女だったことが判明しました。希の移住と入れ...
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桑田佳祐が還暦。太陽族からサザンに続いた湘南の殺風景
サザンオールスターズの桑田佳祐がこの2月26日で還暦を迎えた。これにあわせてスペシャルサイトも開設されている。桑田佳祐と長門裕之がそっくりなのは必然だった?桑田佳祐が生まれ育ったのは、彼の曲にも何度と...
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本日決定!書評家・杉江松恋の第161回直木賞候補全作レビュー&予想。本命は『平場の月』だが優位は…
第161回直木賞の選考会が本日行われる。今回の候補は六作だ。朝倉かすみ『平場の月』(光文社)大島真寿美『渦妹背山婦女庭訓魂結び』(文藝春秋)窪美澄『トリニティ』(新潮社)澤田瞳子『落花』(中央公論新社...
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又吉直樹、若林正恭絶賛の中村文則作品は本当に面白いのか。12冊一気に読んでみた
中村文則の小説を文庫で読むなら、まずは『何もかも憂鬱な夜に』(集英社文庫)から読もう、というお話。『アメトーーク!』で話題中村文則さんといえば、今年6月の『アメトーーク!』「読書芸人」(2回目。光浦靖...
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本日決定!書評家・杉江松恋の第162回直木賞候補全作レビュー&予想。「SFは直木賞を獲れない」か?
芥川賞に続き、直木賞も第162回の予想である。候補になった五作、作者五十音順で以下の通り。小川哲『嘘と正典』(早川書房)川越宗一『熱源』(文藝春秋)呉勝浩『スワン』(KADOKAWA)誉田哲也『背中の...
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直木賞作家・東山彰良さん、『NARUTO』に深い関わり ノベライズやアニメ脚本をやっていた!
第153回直木賞を受賞した東山彰良さんはマンガのノベライズやアニメの脚本も手がけています。直木賞受賞作『流』とノベライズ作品の文体からわかるサブカルと文学の関係とは。ライター・編集者の飯田一史さんとS...
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決定、第146回芥川賞直木賞! 不機嫌会見の田中慎弥「共喰い」の真価は?
第146回芥川賞は円城塔「道化師の蝶」、田中慎弥「共喰い」、同直木賞は葉室麟『蜩ノ記』がそれぞれ受賞を果たした。円城塔は3回目、田中慎弥と葉室麟は5回目の候補での栄冠獲得である。おめでとうございます。...
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又吉「火花」が200万部突破した理由 巧妙に利用される「純粋」なイメージ
芥川賞を受賞した又吉直樹さんの『火花』が異例スピードで増刷を重ねています。なぜ「又吉的なるもの」が重宝されるのか。前編に続きライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんが鋭く分析しま...
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芥川賞は滝口悠生「死んでいない者」が本命!又吉直樹と羽田圭介の次のスターを予想する
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。今回は「第154回芥川龍之介賞」の受賞作を予想します。又吉直樹と羽田圭介の次の芥川賞藤田さて、芥川賞の季節がやってきました。前回の...
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総合点でこれでしょう! だけど断然好きな作品は別。書評家・杉江松恋が第159回直木賞をズバリ予想する
第159回直木賞の受賞作を以下の通り予想する。直木賞:窪美澄『じっと手を見る』(幻冬舎)候補作について、それぞれ内容を紹介しておきたい。取り上げた順番は筆者の好みである。芥川賞編はこちら第二次世界大戦...
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速報!Kindleで全角川文庫(たぶん)が70%以上引きセールなう
久保内さんがこんなツイートしてた。amazonのKindle、今日の朝まで角川書店半額セールしてて、終わって、40冊買っちゃったよ…終わって残念だなーと思ったら、70%以上引きセールに移行して見えるの...
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ライブビューイングで言いたい放題。第150回芥川賞・直木賞をみんなでメッタ斬り!
昨日(1月16日)の夜に決定した第150回芥川賞・直木賞。芥川賞は「穴」小山田浩子、直木賞は「恋歌」朝井まかて、「昭和の犬」姫野カオルコ。受賞作を含む全候補作については杉江松恋のこちらのレビューを→第...
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本日決定!書評家・杉江松恋の第150回芥川賞候補全作レビュー&予想。いとうせいこう受賞の目は?
第150回という節目を迎える芥川・直木賞、今回もエキレビ!より予想をお届けします。ちなみに第100回の受賞作は芥川賞が南木佳士「ダイヤモンドダスト」と李良枝「由熙」、直木賞が藤堂志津子『熟れてゆく夏』...
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ロス五輪日本代表が太宰治墓前で自殺! 新刊文庫新書ピックアップ
先週の新刊文庫・新書の目玉はこれ!『田中英光傑作選オリンポスの果実さようなら他』(角川文庫/Kindle)。五輪代表→純愛小説→太宰墓前で自殺田中英光は早大政経学部在学中の19歳のとき、ボートの日本代...