中学時代、洸たちと一緒にやった「ドロケー」を思い出すシーンからはじまる、
テレビアニメ「アオハライド」のPAGE.2、第2話。
2話の冒頭でも、中学時代のエピソードを振り返ります。
思春期の男女が一緒にやる「ドロケー」。
これだけで甘酸っぱい匂いがしてたまりません。
ふたりは偶然にも身を寄せ合って隠れるんですが、そのとき双葉が感じた洸のニオイです。
今回の見どころはなんといっても槙田悠里です。
男子にモテモテの悠里の心の内もしっかりと描かれ、さらにはアニメならではの声のかわいらしさがサクレツします。
もちろん、吉村監督の目指す、1話1胸キュンもございます。
そしてオープニングが登場しました!
歌にあわせて、ときどき双葉が口をパクパクするんですよ。なんだか双葉の歌みたいな感じです。
オープニングも含めて、見どころや原作との違いをあげてみようと思います。
■オープニングの最後のカットに注目
オープニングは双葉たちの学校生活が描かれるさわやかな映像です。
1つ気になったのは最後のカット。
マニキュアやヘアピン、悠里が双葉にプレゼントしたうさぎのストラップ(ラムネちゃんと言います)などがある中で
リ○トンっぽいパッケージのピーチティーの紙パック、そして本が1冊。
ピーチティーと本は原作で何も出てこなかったと思います。
ピーチティーはどこからきたのか…、と考えてみると
双葉の学校に桃園という名前の先生がいて、あだ名が「ピーチ」。
エンディングにも似顔絵の落書きがちらっと出てきますね。
なので勝手にそこから取ったのかも、と思ってみます。
本はタイトルがちょっと不鮮明だったのですが
「あらくれ猟師 海に出る」かな…?
そんな本、ないはずなんですが、一体なんでしょうか。
ちょっと気になりました。
悠里のマスコットを見た双葉の反応
悠里が持っている「うさぎのマスコット」(ラムネちゃん)。
双葉がマスコットを見たとき、自分の中学時代を思い出す。
中学時代、自分がカバンにつけていたマスコットに「似ている」んです。
原作にはないエピソードですが、中学時代の双葉は女の子らしかった、ということを強調しているのかもしれません。
■槙田悠里の「ざまあみろ」がカワイイ
自分のことを嫌いと言う同級生に向かって言います。
私のことを嫌いって言うことは、
あなたたちの関心の内側に私がいるってことだよね。
ざまあみろ
文字だけで見るとすっごく冷たい感じがしますが、全然違うんです。
悠里が可愛いキャラなので、原作を読んでいても冷たい感じがしていなかったのですが
可愛い声で言われると、またさらに違う。
ちなみに原作では「ざまみろ」(原作ママの表記)と言った悠里の体が小刻みに震えていましたが、アニメではなかったですね。
■泣いている双葉を洸が抱き寄せる
待望の胸キュンシーンきました!
2話にしてもう抱き寄せるなんて…、洸はわりとハードル高いことをやってくれますね。
間違いだらけの自分のみっともなさに涙を流した双葉。
誰かに見られたくないと思い、とまどっていると、突然、無音のスローに。
洸は双葉の頭に手をのばし、そっと自分の胸に抱き寄せる。
そこで挿入歌がかかり、さらに雰囲気を盛り上げます。
原作ではたった2コマで表現されたシーンですが、アニメでは思いっきり見せてくれました。
そして双葉は中学時代の「ドロケー」を思い出します。
「香水の匂いにまざって懐かしい匂い……」
匂いフェチ双葉!
■双葉が初めて「洸」と呼ぶ
双葉は1話からずっと「田中くん」と呼んでいましたが、
「いい加減、田中って呼ぶのやめろ」
と言われ、洸は「田中」と呼ばれるのが辛いんだと思い、呼び方を考えます。
「洸っ」
馬渕くんにすると、自分の中の「田中くん」がなくなってしまいそうだから、名前で呼びます。
ちょっと張り上げた感じで、かわいらしく、でもはっきりと「洸」と呼ぶ声。
この声を聞いた時、女子である私もドキッとしちゃいました。
「いきなり呼び捨てかよ」
と言いながら、洸もちょっとテレ気味。
あ、かわいい〜〜!
ツンとしてた男子が照れるのって、魅力アップ!
プチキュンなシーンでした。
いやいや、今回も胸キュンいただきました。
次回からは新学期に突入します。
高校2年生になった双葉は、洸はどんな学校生活を送るのでしょうか。
そして今まで少しずつ登場していた村尾修子、小湊亜耶、そして槙田悠里といった主要メンバーが揃いそうです。
双葉と彼らの絡みも含めて、この後もますますおもしろくなっていきます。
もちろん洸と双葉の関係性もどうなっていくのか…、1話1胸キュンにも期待大です。
(小林美姫)
1話レビュー