ちょっと待って。ということは、面と向かった時より、スマホを通じてコミュニケーションした時の方が“本当の自分”が伝わってるのかしら?
そんな事が気になっていたら、絶好のデータに遭遇しました。株式会社nanapiが全国500名の男女(男性242名、女性258名)を対象に実施したのは、「スマートフォンでのコミュニケーションと恋愛に関する意識調査」。
では、小手調べに「友人との会話でよくする話題は何ですか?」という設問から見てみましょう。でも、ただそれだけじゃない。
結果、どちらの場合も「趣味の話」、「勉強や仕事の悩み事」、「恋愛の話」が上位となっていますね。
では、そろそろ本題に入っていきます。「実名でのソーシャルメディアやメッセンジャーアプリ」、「直接会う」、「PCメール」、「匿名のソーシャルメディアやメッセンジャーアプリ」、「音声だけの電話」、「Skypeなどの顔が見える電話」を選択肢に並べ、この質問です。「最も本音が出しやすいのはどれですか?」。
結果、1位「直接会って話す(38.8%)」、2位「匿名のソーシャルメディアやメッセンジャーアプリ(18.4%)」、3位「実名のソーシャルメディアやメッセンジャーアプリ(6.6%)」というトップ3となりました。
ここからは、少しアンタッチャブルな部分に探りを入れていきます。
「現実での友人に知らせていない他のアカウントを持っていますか?」
……やっぱりですか。「持っている(38.6%)」、「今は持っていないが、前は持っていた(10.4%)」回答の合計が、全体の約半数(49.0%)を占めたようです。
また年代別に見ると、よりその実態は露わに。10代では50.7%が友人には教えていないソーシャルメディアなどのアカウントを持っているようなんです。
続いては、こういう設問を。「スマートフォンのソーシャルメディアやメッセンジャーアプリ上でしか知らない友人、知人がいますか?」。
なるほど。「現在、そのような人がいる」回答は、全体の31.6%を占めているようです。「以前はそのような人がいた」回答(21.8%)を含めると、なんと53.4%にまで達するわけで。
ちなみに10代女性に特化して見ると、「現在、そのような人がいる」回答の割合は48.2%。これは全年代・性別を通して最も高い割合で、最も低かった40代女性の16.0%と比較すると30ポイント以上の開きがありました。
では最後は、具体的に行きます。「恋愛の話や今の悩みなど、何でも話せる人はリアルとスマートフォンのやりとり上でそれぞれ何人いますか?」。
さて、まずは男性陣の回答から発表しましょう。リアル(オフライン)の平均値は5.2人でスマホ(オフライン)の平均値は4.5人。
結論としては、これです。
「今の悩みを何でも話せる相手の人数は、男性はオフライン、女性はオンラインの方が多い」
このデータ、攻略法に生かせないだろうかね? 気になる女性がいる男性はオンラインでマメになるといいし、気になる男性がいる女性はオフラインでのスキルを磨けば良いのかも。
いや、まぁ、そう簡単にはいきませんけどね……。
(寺西ジャジューカ)