「冬は太りやすい」という話を聞くが、夏も太りやすいと思う。っていうか、私はいつも太りやすいのだけど。

ただ、一年の中でも夏は一番デリケートですよね。何せ、肌の露出度が高まる季節。薄着の季節。そして、海の季節でもある。太りたくない!
そんな時のダイエット法として「炭水化物を抜く」という方法が頭に浮かびます。でも炭水化物、食べたいよねぇ……。


そこでオイシックスは、スイッチベジ(置き換え野菜)を使った「ベジ麺メニュー」を提案してくれているようです。
この「スイッチベジ」とは、まるで麺のようなビジュアルをした「他の食材に置き換えて食べる野菜」のこと。茹でたり炒めたり簡単に調理するだけで、主食級の存在感を放ちます。しかも炭水化物や脂質と置き換えるだけでカロリーは大幅ダウンし、ダイエット中の代替品として“美味しく”食すことができるとのこと。

では、同社オススメの「おすすめベジ麺メニュー」を紹介しましょう。
■切干大根のポモドーロ
茹でたら勝手に麺になる!? 夏太りを解消する“置き換え野菜”でパスタを作ってみた
切干大根のポモドーロ

水で戻した切り干し大根を軽く搾って、オリーブオイルで炒め、普通のパスタと同様に調理。
すると、コリコリ食感と食物繊維で満足感のあるパスタの出来上がり。夏野菜のトマトを使ったポモドーロにすれば、さっぱり美味しいパスタに!

■おかひじきのソーメンチャンプルー
茹でたら勝手に麺になる!? 夏太りを解消する“置き換え野菜”でパスタを作ってみた
おかひじきのソーメンチャンプルー

おかひじきを使用。「おかひじき」の持ち味は、そのシャキシャキ食感とどんな料理にも合うクセのなさ。素麺に見立てて、卵や豆腐、野菜と一緒に炒めればソーメンチャンプルー風に。

■ブラックマッペもやしのあんかけ かた焼きそば
茹でたら勝手に麺になる!? 夏太りを解消する“置き換え野菜”でパスタを作ってみた
ブラックマッペもやしのあんかけ かた焼きそば

細もやしを使用。普通のもやしよりも細い「細もやし」は、火を通しても水っぽくならず、しっかりしたシャキっと食感に。
片栗粉を付けて揚げ焼きにし、とろみをつけた野菜あんかけをかければ、主食にもオススメのあんかけかた焼きそばの出来上がり!

■パスタうりのペペロンチーノ
茹でたら勝手に麺になる!? 夏太りを解消する“置き換え野菜”でパスタを作ってみた
「パスタうり」という野菜を麺代わりにしたペペロンチーノ

ゆでて流水にあげると麺のように果肉の繊維がほどける「パスタうり」を使用。茹でたパスタうりは市販のパスタソースなどを使えばさらに簡単便利。見た目はまるでパスタ! シャキシャキとした食感を楽しむことができる。

この中で、個人的に気になる野菜があります。「パスタうり」って、初めて聞いた! この知られざる野菜について、オイシックスに聞いてみました。以下が、この野菜の詳細です。

茹でたら勝手に麺になる!? 夏太りを解消する“置き換え野菜”でパスタを作ってみた
パスタうり

●「パスタうり」に含まれる栄養素
100gあたり24kcal。ビタミンC、葉酸、カリウムなど。
●「パスタうり」の味
あっさりとしていて、みずみずしい。味というよりも食感に特徴があるものなので、色んなパスタソースに合わせられる。
●収穫時期(美味しい時期)
夏に収穫される野菜で、やはり旬の「夏」が美味しいシーズン。さっぱりしているので、食欲が落ちやすい夏にピッタリ

「『パスタうり』は、地方だけで親しまれてきた伝統野菜の一つと言われており、特に能登の伝統野菜でした。
もともと全国に広く流通していた野菜ではなかったのですが、当社では『リバイバルベジタブル(リバベジ)』として、現代的な食べ方のご提案をさせていただきました」(担当者)

この「パスタうり」を取り寄せたので、実際に調理してみたいと思います。調理手順は、超カンタン。
茹でたら勝手に麺になる!? 夏太りを解消する“置き換え野菜”でパスタを作ってみた
切って、種を取って、茹でる。すると、パスタになっちゃう。

(1)普通のかぼちゃと同じように中心部に種があるので、丁寧に取り除く
(2)熱湯で7~8分ほど茹でる。あまり茹で過ぎると味が悪くなるので注意
(3)鍋からあげて冷水にとり、流水で冷やしながら手で揉みほぐす
(4)全部バラバラになったら水を切り、お皿に盛りつける
(5)市販のパスタソースをかけたら出来上がり

ね!? あまりにもお手軽に完成してしまうスイッチベジメニュー。これ、ほどけていく過程が面白いです。こっちで細かく刻んだわけじゃないのに、ちょっと摘むと己で勝手にパスタ状になってくれるんだもの。

ただ、注意点が一つだけ。あまり茹で過ぎるとシャキシャキ感が損なわれ、美味しさが半減してしまいます。その点は、注意して!

ではお皿に盛り、今回はカルボナーラにしようと思います。いただきます。……おわー、シャッキシャキ! でも、ツルツル行けちゃう。そして、明らかにヘルシー。そんで、完全に「麺」になっています。
「決して“パスタにするため”のうりではないのですが、茹でると果肉が糸状になる様子から『パスタうり』と呼びます。英語でも『Spaghetti squash』と呼ばれているようです」(担当者)
この「パスタうり」、お素麺や冷やし中華のように他の麺類に置き換える活用法もアリだし、サラダに入れたり酢の物やピクルスなどにしても美味しいようです。

「生活トレンド研究所」が行った“夏太りに関するアンケート”によると、4人に1人が「昨年の夏に体重が増えた」と回答している模様。また夏の食生活の傾向として「サンドイッチや菓子パンなどパン類を食べることが多い」「そうめんや冷麺など、麺類を食べることが多い」など、炭水化物に関する項目も目立っています。
ならば、「炭水化物」を「野菜」に置き換えるといいのかもしれない!? 今回は、一つの提案をさせていただきました。
(寺西ジャジューカ)