とうとう百合城銀子との過去を思い出した椿輝紅羽。たたずむ銀子に近づいていく。と、首元に光る星のペンダントに気づく。
「そのペンダントを持っているのはお母さんを殺したクマだけ。どうしてあなたがそれを持っているの!?」
銀子の『罪』に関しては、これまでやんわりと示唆されている。たぶん「澪愛を殺した」というのはミスリードで、実際は純花にまつわる『罪』のはずだ。ああ〜紅羽、違うんだよ〜というもどかしさから始まった「ユリ熊嵐」8話「箱の花嫁」。しかしオープニング明けからは、想像以上の怒涛の展開が待っていた。
(1話/2話/3話/4話/5話/6話/7話)
もうひとつ張られていた伏線がある。それは箱仲ユリーカがクマであり、また一連の出来事に深くかかわっている人物である、ということ。
百合園蜜子も百合川このみにしろ、これまでクマだと判明したキャラクターには「百合」が名前の中に入っている。「ユリーカ」も、カタカナではあるが、ユリだ。
また、前回びっくりするほどさっくりとクマショックされた針島薫。彼女が何者かと語り合っていたベッドの背景にうっすら映っていたのは、赤い引き出し。7話の時点で、ユリーカが針島を殺したクマであることははっきりと示されていた。
予想としては、10話〜11話あたりでそれが明かされるのだと思っていた。そんなスピードではなかった。