
132話は、こんな話
紆余曲折の末、産後三か月でお店を再開した希(土屋太鳳)。以前来た客・波多野都(本上まなみ)のブログで店が紹介されたことをきっかけに、遠方からの客も来くるように。そして、あっという間に7年のときが過ぎ、2015年、4月、子供ももう小学生に・・・。
今日の、双子
132話のおわりは、2015年になっていて、双子の匠と歩実はランドセル背負って駆け回っていました。
元気な男女の双子というと、「マルモのおきて」を思い出します。
匠くんがぷくぷくしていて、毎日、贅沢なおやつ食べてるんだろうなあ、と想像させます。
今日の、勝手に名言
「家族が健康で笑ってくれとればお母さんは幸せだよね」(朝子/細野今日子)
ファン第一号の朝子の言葉を聞いた後、希が作ったお菓子は、人々の健康を祈る気持ちがこめられているクッセン・ド・リヨン。
「くっせえ・・・???」と間違える圭太(山崎賢人)が微笑ましい。
「能登に、素晴らしい店が生まれた。
どうか大事に育ててください。」(都のブログ)
同じように仕事と出産との両立に悩む都(編集者でお菓子ブログを書いていた。旅行と希には言ってたが出張だったらしい)の遠くからのエールに「生まれた・・・」と涙する希。
この「生まれた」は、都が希の「店も子供」という思いと同じ思いをもって文章を書いてくれたことを喜んで音読しているとも思えますし、ようやく自分の理想がひとに届いたことで、改めてお店が生まれたことをしみじみ実感しているようにも思えました。
こうして、めちゃくちゃ順調に7年が過ぎてしまったみたいで、ショーウインドウに、希が作りたかった本格的なフランス菓子がたくさん並んでいる画面を見ながら、ああ、もう、ほんとうにうらやましい、希の人生・・・と思った132話の終わり。
予告でやさぐれた徹(大泉洋)が映り、このひとの人生をどう描くかが「まれ」の評価を決めるよなあと楽しみ半分、こわさ半分で、いよいよラストの9月にーー。
(木俣冬)
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いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))