![ついに亀助、ふゆにプロポーズ「あさが来た」83話](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FExcite_review%252Freviewmov%252F2016%252FE1452269659475_77ef_1.jpg,quality=70,type=jpg)
83話はこんな話
新次郎(玉木宏)とふゆ(清原果耶)が一緒にいるところを、縁談相手・山本平蔵(山本浩司)が見ていて、ふゆの父・彦三郎(上杉祥三)を伴い、加野屋へ文句を言いに来る。彦三郎にののしられ、暴力をふるわれるふゆ。そこへ、亀助(三宅弘城)が割って入り・・・。
ついに立ち上がった亀助
亀助「よ、よ 嫁になってくれへんか」
ふゆ「お、お、お嫁さんにしてください」
83話はこれに尽きる。
ただただ素朴な、たどたどしく呼応するふたりの台詞は、あさの「本気で思う心しか人の心に届かへんのどす」という名言すら凌駕する。
とにかく良かった。
ついに立ち上がった亀助。
対して、ライバル平蔵は「覗き見趣味」があるんじゃないかとか、「気色悪い、暇なんやろか」と揶揄されてしまうダメ男。
台詞が少ない中、やたら激しく動き回るお父さん役・上杉祥三の存在感にも霞むことなく、異様な印象を残す山本。彼の代表作のひとつに、炭坑編に出ていたサトシこと松造役の長塚圭史と共演した映画「リアリズムの宿」(山下敦弘監督)がある。友達未満のふたりが、ひょんなことからぶらぶら旅する映画で、朝ドラつながりでいうと、「カーネーション」の尾野真千子も出ていて、それがかなり鮮烈。ドラマで、平蔵と松造、ふたりをもっと知りたくなったひとは見てほしい。
さて、亀助、ふゆのカップルが成立した後、雁助(山内圭哉)が帰ってきて、今度はうめ(友近)の恋か。
(木俣冬)
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