木村拓哉、竹内結子、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、及川光博、浅野忠信。
脚本・橋部敦子。
第6話あらすじ
急患で運び込まれた60歳男性は偶然にも弁護士・榊原実梨(菜々緒)の父親だった。
15年間前に母と自分を捨てて出て行った父親に対し、憎しみは強い。
榊原は手術同意書にサインをする際に条件を出す。
「オペは井川先生(松山ケンイチ)」「他の先生が手を出して少しでもおかしなことがあったら直ちに訴える」
榊原は父親の手術が失敗しても構わない、と考えているのだ(井川に対して超失礼…)。

手術中予想外のことが起きるが、

手術は無事成功。
井川にとって経験したことのない難しいオペだったが、準備万端整えて挑んだことが実を結んだ。
いっぽう、深冬(竹内結子)の手術方法は未だ見つからない。
自分の命がいつまでなのか。怖いと震える深冬を抱きしめ、沖田(木村拓哉)は言う。
「絶対に救うから。それまで絶対どこにも行かないから。な。」

壮大と榊原弁護士
榊原の父は外に女を作り家族を捨てて出て行った、THE・クズ親父。
一方、壮大(浅野忠信)の父は医師。壮大がテストで98点を取っても「100点以外は何の価値もない」と異常に厳しい親だった。
二人とも父親のことが原因で心に穴が空いた過去を持っていた。
榊原はうすうす壮大の気持ちが妻の元に帰ったことを感じていたのだろう。
「私は用済みなんじゃないですか?良いですよ、終わりにしても」
これに対し壮大は「ありがとう」と一言。しかも全く感情を感じられない言い方だった。
病院を去った榊原、一人涙を流す。「どうして愛してくれなかったの」と。
壮大に対しての言葉だろうか。それとも父親に対してだったのだろうか。
こうして不倫を解消した壮大だったが、沖田と深冬が抱き合っているのを目撃してしまう。
目撃したあとの不気味な笑みが気になるぅぅぅ。
今夜7話。
(イラストと文/小西りえこ)