今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「関ジャニ∞」。彼ら初の冠番組である『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)は、メンバー7人がさまざまな企画に挑戦し、ワチャワチャと盛り上がるバラエティ番組だ。


過去に放映された「アラサー女性の心を理解しているか?」というシリーズ企画は、提示された5つの選択肢から、女性が選ぶ第1位と第5位を当てるというもの。今回は、過去の放送分(2015年10月10日放送回)から、女心について復習してみよう。

提示されたテーマはこちら。

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【お題】「独身アラサー女性がこれだけは外せない結婚相手に求める条件」
関ジャニ∞から学べ!独身アラサー女性 結婚相手に求める外せない条件【関ジャニ∞クロニクルレビュー】
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(1)家事を手伝ってくれる……大倉の最下位予想。
(2)話をたくさん聞いてくれる……安田の最下位予想。村上・渋谷の1位予想。
(3)バツ(離婚経験)がない……横山・錦戸の最下位予想。
(4)財力……大倉・横山の1位予想。
(5)顔が好みのタイプ……丸山の最下位予想。


まずはメンバー全員で、最下位について予想。大倉忠義は、「家事を手伝ってくれるというのは、財力などと同じように並ばないはず」と最下位に予想し、村上信五も「家事は追い追いで分担していけばいいっていうことではないか?」とコメントした。一方で、錦戸と横山は「アラサー女子はバツイチくらいの方が魅力的に感じるのではないか」と持論を展開し、「バツがない」を最下位に予想した。


続いて1位についての予想を見ていこう。ここでも大倉が持論を展開。「理想論ではなく現実を見れば、やはり財力が一番大切なはず。オスとメスで考えれば、財力はオスとしての優秀さの証」だとコメント。これについて錦戸も、「財力はサバンナで言うところのお肉やろ?」と独特なたとえをし、スタジオを沸かせた。

注目すべきは丸山のコメントだ。アラサー女子が最優先する条件として、丸山は「家事を手伝ってくれる」だと予想し、「現代では女性も働く時代なので、財力は一番ではない。そう考えると、共働きする時代だからこそ、仕事から帰ってきて、家事を助け合える相手を求めているはずだ」と理由を述べた。

では実際の結果はどうだったのだろうか? 最下位からみていこう。

最下位:バツがない(4.4 %)
【女性が挙げた理由】:「いまどき(離婚歴があるのは)普通」「バツは多すぎなければ気にしない」「結婚経験がある方が、次の結婚生活を大事にしそう」「経験として成長しているからいい」

見事に錦戸と横山の予想が当たり、「バツがない」が最下位に。約3人に1人が離婚しているという現代社会だけに、離婚歴のある・なしは大きなネガティブ要素にはならないようだ。

1位:財力(35.8%)
【理由】:「結婚はやっぱり経済力が大事」「何をするにもお金が必要」「財力がないと子供も作れない」「愛があってもお金がなければ冷める」

この結果に、村上は「やはり女性よりも男の方がロマンチストなのかもしれない」とコメントし、メンバーらが頷く一幕も。


2位から4位は?


一方、2位から4位は次のような結果となった。

2位:たくさん話を聞いてくれる(31.3%)
3位:家事を手伝ってくれる(18.9%)
4位:顔が好みのタイプ(9.6%)


【まとめ】: 現代のアラサー女子は経済面と精神面を共に重視している


関ジャニ∞から学べ!独身アラサー女性 結婚相手に求める外せない条件【関ジャニ∞クロニクルレビュー】
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「財力」と「たくさん話を聞いてくれる」というトップ2つから、現代の女性たちが何を求めているのかを推測してみよう。

丸山が予想したように、昨今は夫婦共働きが進んでいる。しかし、だからと言って男性の経済力を無視できるというわけではない。女性には、産休や育休など、ライフイベントによって仕事を中断しなくてはならなくなる時期がある。夫の稼ぎが重要だと思う女性がいるのは、こういった性質を踏まえれば頷ける結果だろう。

もちろん「イクメン」や「主夫」というあり方も広がりを見せているが、まだまだ意識の面でも実態の面でも一般的であるとは言えない。やはり大部分の女性にとって、「働かない男よりもしっかりと働く男」を選ぶというのは自然なことだと言える。女性も働く社会だからこそ、より一層相手に一定の水準を求めるという結果なのかもしれない。

一方で、「財力だけではない」というのも事実だろう。第2位に「話を聞いてくれる」がランクインしたことにも象徴的だが、彼とのコミュニケーションを望み、自分の思いに耳を傾けてくれる男性を求める女性が多いことがよく分かる。カップル時代ですら話を聞いてくれない男性だったとしたら、夫婦になってからますます意思疎通ができなくなり、コミュニケーション不全になることが容易に想像できる。コミュニケーション不足がセックスレスにつながり、レスゆえにコミュニケーションが取りづらくなる、という負の循環もあるはずだ。


「私が“妻”になったら、彼はもっと話を聞いてくれないかもしれない……」。付き合っている彼女にそんな不安を与えないためにも、「カネ」だけでなく「心」のつながりにも意識を向けてほしい。

(ヤマグチユキコ)
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