困った顔の佐々木蔵之介が可笑しい。
役者の技を感じたのは、佐々木だけではなく、有村にも。
「デートしたばっかりでした」というモノローグの後に、ふ。と自嘲気味に鼻で笑うニュアンスが巧い。
有村は、半音下がった感じのリアクションに味わいがある。
その頃、奥茨城村、谷田部家では、花ビジネスがはじまっていた。
残り、1週間! どうやって終わるのかさっぱり想像がつかない!
お父さんの記憶が戻るのか?
すずふり亭に預けっぱなしの谷田部家のお重は?
はじめて、みね子が東京に出てくるときに、茂じいちゃん(古谷一行)からもらった1万円は日の目を見るのか?
時子(佐久間由衣)や三男(泉澤祐希)や米子(伊藤沙莉)はどうなるのか?
世津子はこのまま、あかね荘でだらだら暮らすのか?
早苗の12年越しの恋は? ヤスハルは? 福翠楼の養子は? 漫画家の漫画は?
ヒデとつきあうようになったみね子にさらなる進展はあるのか?
「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」みたいに、ひよこは出るのか?
まさに、泣いても笑っても、あと1週間!
(木俣冬)
死別した人への想いは、生涯忘れられないという同じ境遇が2人の距離をグッと縮めて、奥深い大人の恋が始まりました。今回ばかりは、愛子さんの大ボケがヒットして、直ぐに結婚まで話が進んで、幸せいっぱいですね。
今回は由香が良かった。最初は愛子さんの話に感動している様子から、父の話、母の話、そして自分の話と続いていく中で感極まり、泣き崩れていく様子が、見ている僕の涙を誘いました。