「99.9%有罪でもそこに事実があるとは限らない。0.1%に事実が隠されてるかもしれない」
日曜の夜に、深山と佐田が帰ってくる!

1月14日からスタートする松本潤主演ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」(TBS系よる9時)。
刑事事件を専門に請け負う弁護士たちを描いたリーガル・エンターテイメントドラマが再び! 刑事事件は99.9%逆転が不可能といわれている中で、松本潤が演じる深山を中心にたった事実を追い求めて奮闘する。TBS日曜劇場の100作目の作品で、シリーズ化されるのは「JIN-仁-」以来とのこと。14日の放送に先駆けてSEASONIをおさらいしたい。
松潤香川のタッグ再び「99.9−刑事専門弁護士−SEASONII」前作をおさらいしたら名言にシビレた
放送に連動し、はフード配達サービスの「Uber Eats」とのコラボキャンペーンがスタート、詳しくは記事後半で(C)TBS

「99.9-刑事専門弁護士-」SEASONIをおさらい


松本潤が演じる超型破り弁護士・深山大翔
弁護士。34歳、独身。ダジャレが得意。小料理屋「いとこんち」に居候している。

「風呂あがり、夜景を見ながら友人に電話。あと10秒、5秒…」ケータイで話しながら時計を見る。「3、2、1。0時に電話を切った」供述をもとに事件の状況をなぞる(実際にはパラリーガルの明石が動くのだけど…)、それも秒単位のレベルでどんな些細なことも見逃さない。検察からは厄介者と呼ばれているほど尋常じゃない粘り強さのある弁護士。過去には、自ら壁に頭を打ち付けて流血したこともあった。
事実追求のためならば手段を選ばないのが深山流。
とにかく納得するまで追求するので、むしろ周囲が大変。敵に回したくないタイプ。
両手の空くリュックサックが定番スタイル。事件の情報を頭の中で整理しながら料理をする料理男子でもある。考えながら耳たぶをさわるのが癖。


「真実ってのはさ、100人いたら100通りあるもんだんだよね。でも起こった事実はっていうのは一つだけ」
「やってみなきゃわかんないでしょ」
何があってもブレずに自分のポリシーを貫く深山。相手が上司だろうが検察だろうが、証拠が挙がってたって納得するまで貫いた。余計な感情や欲望に振り回されることがないからこそ、鋭い視点を持てるのだろう。
深山がなぜ事実の追求にこだわるのか。実は、幼い頃に父親がえん罪によって人生を変えられてしまったから。


香川照之が演じるベテラン弁護士、佐田篤弘
検事出身の弁護士。競馬好きの48歳。10歳年下の妻・由紀子(映美くらら)と留学中の娘がいる。
交渉のためならば少々ゆすりをかけることも厭わない。弁護士だからこそなのか、法に触れるすれすれのところで勝負をかけることもある。出世や稼ぐことに興味のない深山とは真逆で、数々の大企業の顧問弁護士をつとめるトッププレーヤー。
妻の由紀子にはめっぽう弱く、家では肩身が狭い。
とにかくトップを目指す性分で、マンションだってできるだけ高層階を選ぶタイプ。「ぴったんこカン・カン」(1月12日放送回)に香川がゲスト出演した際に、特別に497m地点まで到達すると、「佐田先生大喜び!」と叫んでいた。

深山「利益よりも事実を知ることが弁護なんです」
佐田「依頼人の利益を考えるのが弁護だ。有罪か無罪かは関係ない!」
深山「僕は何が起こったか知りたいだけなんです、有罪か無罪かは関係ない。あ、ここだけは同意見ですね佐田先生〜」
(SEASONI/1話より)

SEASONIのはじめは、全く相容れない関係で衝突が絶えなかったものの、深山の粘り強い姿勢に思うところがあったのか次第に認めざるをなくなった佐田。

それぞれのスタイルを頑なに貫きながらも、最終的には「事実の追求」、「0.1%へのこだわり」は一致した二人。
SEASONIIでは「裁判官との激しい攻防戦にも注目!!」と書かれている。
有能で計算高く、弁がたつ佐田と、粘り強く事実を追求する深山。法廷での戦いが見どころの一つになりそうだ。

「うしろにパスを出しても誰かがボール前にすすめていくんだ」
名言ザクザク、岸部一徳演じる斑目春彦

66歳。日本4大ローファームの1つ、斑目法律事務所の所長。陽気なおじさんに見えるが一代で大規模事務所に成長させたかなりのやり手。部下の特性をつかみ、それぞれのやり方に任せる放任タイプの上司。深山と佐田を束ねるだけのことはあって、これまたやり方を厭わないタイプ。

深山「一つ聞いてもいいですか、あ、二つか。どうして僕をここに入れたんですか?」
班目「君の弁護士としての才能が半分、あとは……なんだろうね」
(SEASOII/9話より)
1話の冒頭。深山のために3千万の契約金を準備した班目所長だが、スカウトは失敗。深山も「いつまで続くかわからない」と断っていたが、なんやかんやでビジネスパートナーとなった。実は、班目所長は、深山の亡き父親の友人だった。
班目法律事務所は企業法務を専門としていたが、新たに刑事事件専門ルームを立ち上げた。弁護士になった亡き友人の息子に、戦う場所を与えてくれたのだ。

また、同じ事務所で働く、パラリーガルの明石(片桐仁)と藤野(マギー)も健在。普段は役立たずな節はあるものの、SEASONIで深山が逮捕されたときには火事場の馬鹿力を発揮。入念なリサーチ力で深山を救った。いざとなるとすごく頼りになるのだ。

新キャストと、みどころは?


今回から新たなメンバーが登場。木村文乃が演じる元裁判官の尾崎舞子、馬場園梓演じるパラリーガルの中塚美麗が班目法律事務所に加わる。東京地方裁判所の裁判官、川上憲一郎役に笑福亭鶴瓶、謎の男としてSexyZoneの佐藤勝利が出演する。

SEASONIでは、劇中に金田一耕助やプロレスのネタが方々に散りばめられていて、Twitterでも宝さがしのように盛り上がっていた。今回も監督を務めるのは木村ひさし。監督の遊び心が至るところに散りばめられていそうで、壁の張り紙から小物まで見逃せない。

ドラマの放送に連動した施策もユニークだ。13日からはフード配達サービスの「Uber Eats」とコラボしたキャンペーンがスタート。期間中に「Uber Eats」の配達パートナーが使用する専用バッグが、番組ロゴを配した特別仕様のバッグに。また、期間中にサービスを利用した人の中から抽選で、特製のマグカップが当たるプレゼントキャンペーンも実施される。(
この他、番組公式TwitterやInstagram、LINEでは放送終了後に99.9分限定で「深山レシピ」が公開されるという。放送中にdボタンで見られるデータ放送に出されるキーワードをLINEに打ち込むとレシピが見られるそう。→詳細
深山の手料理を食べるみたいで嬉しい。
松潤香川のタッグ再び「99.9−刑事専門弁護士−SEASONII」前作をおさらいしたら名言にシビレた

視聴者の胃袋も掴もうとするとはドラマの盛り上げ方も型破り!
「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」(TBS系)は1月14日よる9時スタート。
(柚月裕実)