第18週「完成はもうすぐ!?」 第100回 1月31日(木)放送より
脚本:福田 靖 
演出:保坂慶太
音楽:川井憲次
キャスト:安藤サクラ、長谷川博己、内田有紀、松下奈緒、要潤、大谷亮平、
     桐谷健太、片岡愛之助、橋本マナミ、松井玲奈、呉城久美、松坂慶子、橋爪功、瀬戸康史ほか
語り:芦田愛菜
主題歌:DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
制作統括:真鍋 斎
「まんぷく」101話。忠彦さんのモデルに壇蜜登場
香田家の間取りが載っています!

連続テレビ小説 まんぷく Part2 (NHKドラマ・ガイド)

101話のあらすじ


萬平(長谷川博己)はおいしいスープ作りに成功。今度は麺作りに挑戦する。

すごくおいしい


萬平のつくったスープを飲ませてもらって
幸「おいしい」
源「すごくおいしい」

萬平のモデル・安藤百福の会社・日清のチキンラーメンのCMは
「すぐおいしい」
「すごくおいしい」

特定企業の宣伝をしない公共放送のギリギリの攻めでしょうか。

萬平は、池田の商店街にある松木製麺所に麺作りを習いにいきます。

製麺所のご主人・松木彦春(大阪制作の朝ドラ常連の国木田かっぱ)に基礎を習ったあと、萬平は、独自の麺を考え、麺にたまご(殻まで)を練り込むことにします。
スープとたまごを麺に練り込む……この前人未踏の挑戦に関して、福子は気づきます。
スープを練り込んだ麺にお湯をかけたら、スープが薄まってしまうのではないかと。
そのときの福子が、萬平にとても申し訳なさそうに話すのが、立派だなあと思いました。つい、調子にのって、ズケズケ指摘してしまいそうなところを、そうしません。
「ごめんなさい。
なにか私に手伝えることがあれば」と言います。こういうところは見倣いたいものであります。

このとき、福子が説明していて、萬平と福子のウエストショット、萬平のアップの繰り返しが、萬平が福子に言われて気づきを得たときの心情が現れています。

福子「うっすいスープが……」
ガシャン(用具の音)

この場面のカットの切り替えの微妙なタイミングがすごくうまい。演出は編集のタイミングにかかっているのであります。これが超絶うまいのが庵野秀明監督と堤幸彦監督です。


一家心中


戦時中ですと国防婦人会のひとたちが主人公たちに意地悪する役としてよく出ますが、国防婦人会的な存在は終戦と共になくなってしまいます。主に戦後のお話の「まんぷく」では、鈴が意地悪おかあさんでがんばっていますが、いかんせん、愛らしく、憎めない。101話でも、スープができたからといって…とプチ意地悪を言った後で、福子がにこにこしていても心のなかは違うことをやきもき心配していました。

そこへ、ついに、大阪弁でやいのやいのいけずを言うおばちゃんたちが登場し、萬平たちの挑戦を誹りだしました。このままでは「一家心中や」とまで。福子の職場で堂々と悪口を言う非常識っぷり。アキラ(加藤雅也)としのぶ(牧瀬里穂)はさすがに怒り、アキラはおばちゃんたちを追い出します。

100話までは、全会一致でみんなの意見をすり合わせていましたが、101話は一転、アキラが許せないものは許せないとばかりに自分の意思を貫きました。やっぱりこういうのは、痛快ですね。

壇蜜登場


思わせぶりに壇蜜さんが、忠彦(要潤)のモデルとして登場しました。
この方のエピソードは今後のお楽しみのようです。
(木俣冬)

連続テレビ小説「まんぷく」
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

朝夕、本放送も再放送も オールBK制作朝ドラ


「べっぴんさん」 BS プレミアムで月〜土、朝7時15分から再放送中。
エキレビ!べっぴんさんレビュー

「あさが来た」 月〜金 総合夕方4時20分〜2話ずつ再放送
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