TBS日曜劇場『グッドワイフ』（公式）、3月3日よる９時から第8話「裏切り者」。
各話で完結する事件と、全体の大きな流れがミックスして展開。
この全体の流れが、案外複雑である。
そこで、お届けしましょう。
「この３点を押さえておけば大丈夫、これから観る人のための『グッドワイフ』簡単解説」。
主人公は蓮見杏子（常盤貴子）。
夫が、蓮見壮一郎（唐沢寿明）。
クラスメートだった上司が多田征大（小泉孝太郎）。
まず、この三角関係を押さえてください。
夫の壮一郎は、東京地方検察庁特別捜査本部の部長だった。
蓮見杏子は、専業主婦。
セレブ妻ですよ。
ところが、壮一郎が、収賄容疑で勾留。
しかも、不倫疑惑つき。
いや、疑惑じゃなくて不倫のほうは壮一郎が認めてしまう。
収賄容疑はデタラメだが、不倫はしちゃった、と。
杏子は16年ぶりに主婦から弁護士に復帰。
家も引っ越した。
復帰と言っても仮雇用。
若手弁護士の朝日光太郎（北村匠海）とライバル関係で、どちらかしか採用されないらしい。
で、弁護事務所の上司が多田征大（小泉孝太郎）。
多田征大は、クラスメートだった杏子（常盤貴子）に惚れている。
が、上司という立場もあるし、杏子には夫もいる。
いるっつても、不倫夫だから、いまが攻め時。
しかも、苦しんでいる杏子を目のあたりにしている。
たびたび「旦那を捨てて、俺とやりなおそう」的なアプローチをする。
杏子の心は、上司の多田征大と夫の壮一郎とのあいだでちぢ乱れておるのだ。
で、第6話。
保釈された壮一郎の記者会見。
杏子は、状況を教えてくれない壮一郎にいらだち、自分が壮一郎の弁護をすると言い出しちゃう。
で、ふたりで記者会見。
その中継を観ていた多田征大、血迷ったか、杏子に電話をかける。
いっしょに働いていて、いままで言うチャンスがあったが、ギリギリにならないと決断できないタイプか。
あんのじょう、そんなときにかけるから、杏子のスマホを取るのは夫の壮一郎。
留守電だと思ってしゃべる多田征大の愛の告白「ずっと好きだった」を、壮一郎がガッツリと聞く。
ここだけ観たら「おっさんずラブ２」かと思うような展開である。
「事務所の屋上に来てくれ」なんて言った留守電を、壮一郎は消す。
杏子は聞いてないので、来てくれって言われた事も知らぬ。
多田は、待ちぼうけ。しょぼん。
中学生すれ違いラブストーリーが第７話で展開した。
壮一郎とトイレで密会する夫は、佐々木達也（滝藤賢一）。
東京地方検察庁特別捜査部員だ。
特別捜査部の新部長である脇坂博道（吉田鋼太郎）の部下として壮一郎を厳しく取り調べる。
と、みせかけて佐々木達也は、壮一郎の味方だ。
トイレで密会して、壮一郎と連携していく。
ここが、もうひとつの押さえておくべきポイント「蓮見壮一郎と脇坂博道の対立軸」。
この対立の背後にいるのが、南原次郎（三遊亭円楽）。
内閣官房副長官である。
壮一郎の事件は、この男が自分の汚職を隠すために仕組まれたようなのだ。
南原の汚職の「情報提供者」がいるらしいのだが、それが誰なのか、どういう人物なのかは謎。
壮一郎と、脇坂は、ともに情報提供者に接触しようと探している。
第７話では、どちらも失敗。
もうひとり、これからキーとなりそうな人物が、遠山亜紀（相武紗季）。
毎朝新聞記者であり、壮一郎の不倫相手。
彼女は、南原汚職が絡んでいると目されている経済特区で大ネタを握っていたのだが、不倫スキャンダルで記者を辞めざるを得なくなっていた。
もうひとり、キーパーソンになりそうなのが、法律事務所のパラリーガル円香みちる（水原希子）。
訴訟に勝つうえで重要な証言を取ってくる女忍者みたいな役柄だ。
実は前職が検察事務官で、壮一郎にクビにされていたという過去がある。
まだ謎多き人物で、これからあれこれ絡んできそうな予感である。
杏子と壮一郎には、ふたりの子供がいる。
蓮見隼人（小林喜日）と蓮見彩香（安藤美優）。
原作のアメリカ版ドラマでは、あれこれ活躍したりやらかしたりしているので、日本版でもこの後、活躍するかも。
さて、第８話「裏切り者」。
いよいよ夫の裁判が開始。
仮雇用の杏子と光太郎のどちらが採用されるかも、そろそろ決着がつきそうである。
原作のアメリカ版は７シーズン全156話の長大な作品だ。
日本版はここから、どう決着をつけていくのか、楽しみだ。（テキスト：米光一成）
日本版：Paraviで配信中：TVer最新話配信
アメリカ版：AmazonPrimeで配信中
チーフプロデュース 瀬戸口克陽
プロデュース 東仲恵吾
演出 塚原あゆ子
脚本 篠崎絵里子
主題歌 BUMP OF CHICKEN「Aurora」
制作 CBS Corporation、TBS
蓮見杏子（常盤貴子）
多田征大（小泉孝太郎）
円香みちる（水原希子）
朝飛光太郎（北村匠海）
小宮竹生（野間口徹）
戸梶涼太（中林大樹）
佐竹凛子（末永みゆ）
蓮見隼人（小林喜日）
蓮見綾香（安藤美優）
佐々木達也（滝藤賢一）
蓮見幸枝（高林由紀子）
林幹夫（博多華丸）
神山佳恵（賀来千香子）
脇坂博道（吉田鋼太郎）
蓮見壮一郎（唐沢寿明）
木内幸久（丸山智己）
上森孝明（松尾貴史）
宮前文昭（春海四方）
各話で完結する事件と、全体の大きな流れがミックスして展開。
この全体の流れが、案外複雑である。
そこで、お届けしましょう。
「この３点を押さえておけば大丈夫、これから観る人のための『グッドワイフ』簡単解説」。
週刊ザテレビジョン PLUS 2019年3月8日号
主人公は蓮見杏子（常盤貴子）。
夫が、蓮見壮一郎（唐沢寿明）。
クラスメートだった上司が多田征大（小泉孝太郎）。
まず、この三角関係を押さえてください。
夫の壮一郎は、東京地方検察庁特別捜査本部の部長だった。
蓮見杏子は、専業主婦。
セレブ妻ですよ。
ところが、壮一郎が、収賄容疑で勾留。
しかも、不倫疑惑つき。
いや、疑惑じゃなくて不倫のほうは壮一郎が認めてしまう。
収賄容疑はデタラメだが、不倫はしちゃった、と。
杏子は16年ぶりに主婦から弁護士に復帰。
家も引っ越した。
復帰と言っても仮雇用。
若手弁護士の朝日光太郎（北村匠海）とライバル関係で、どちらかしか採用されないらしい。
で、弁護事務所の上司が多田征大（小泉孝太郎）。
多田征大は、クラスメートだった杏子（常盤貴子）に惚れている。
が、上司という立場もあるし、杏子には夫もいる。
いるっつても、不倫夫だから、いまが攻め時。
しかも、苦しんでいる杏子を目のあたりにしている。
たびたび「旦那を捨てて、俺とやりなおそう」的なアプローチをする。
杏子の心は、上司の多田征大と夫の壮一郎とのあいだでちぢ乱れておるのだ。
で、第6話。
保釈された壮一郎の記者会見。
杏子は、状況を教えてくれない壮一郎にいらだち、自分が壮一郎の弁護をすると言い出しちゃう。
で、ふたりで記者会見。
その中継を観ていた多田征大、血迷ったか、杏子に電話をかける。
いっしょに働いていて、いままで言うチャンスがあったが、ギリギリにならないと決断できないタイプか。
あんのじょう、そんなときにかけるから、杏子のスマホを取るのは夫の壮一郎。
留守電だと思ってしゃべる多田征大の愛の告白「ずっと好きだった」を、壮一郎がガッツリと聞く。
ここだけ観たら「おっさんずラブ２」かと思うような展開である。
「事務所の屋上に来てくれ」なんて言った留守電を、壮一郎は消す。
杏子は聞いてないので、来てくれって言われた事も知らぬ。
多田は、待ちぼうけ。しょぼん。
中学生すれ違いラブストーリーが第７話で展開した。
壮一郎とトイレで密会する夫は、佐々木達也（滝藤賢一）。
東京地方検察庁特別捜査部員だ。
特別捜査部の新部長である脇坂博道（吉田鋼太郎）の部下として壮一郎を厳しく取り調べる。
と、みせかけて佐々木達也は、壮一郎の味方だ。
トイレで密会して、壮一郎と連携していく。
ここが、もうひとつの押さえておくべきポイント「蓮見壮一郎と脇坂博道の対立軸」。
この対立の背後にいるのが、南原次郎（三遊亭円楽）。
内閣官房副長官である。
壮一郎の事件は、この男が自分の汚職を隠すために仕組まれたようなのだ。
南原の汚職の「情報提供者」がいるらしいのだが、それが誰なのか、どういう人物なのかは謎。
壮一郎と、脇坂は、ともに情報提供者に接触しようと探している。
第７話では、どちらも失敗。
もうひとり、これからキーとなりそうな人物が、遠山亜紀（相武紗季）。
毎朝新聞記者であり、壮一郎の不倫相手。
彼女は、南原汚職が絡んでいると目されている経済特区で大ネタを握っていたのだが、不倫スキャンダルで記者を辞めざるを得なくなっていた。
もうひとり、キーパーソンになりそうなのが、法律事務所のパラリーガル円香みちる（水原希子）。
訴訟に勝つうえで重要な証言を取ってくる女忍者みたいな役柄だ。
実は前職が検察事務官で、壮一郎にクビにされていたという過去がある。
まだ謎多き人物で、これからあれこれ絡んできそうな予感である。
杏子と壮一郎には、ふたりの子供がいる。
蓮見隼人（小林喜日）と蓮見彩香（安藤美優）。
原作のアメリカ版ドラマでは、あれこれ活躍したりやらかしたりしているので、日本版でもこの後、活躍するかも。
さて、第８話「裏切り者」。
いよいよ夫の裁判が開始。
仮雇用の杏子と光太郎のどちらが採用されるかも、そろそろ決着がつきそうである。
原作のアメリカ版は７シーズン全156話の長大な作品だ。
日本版はここから、どう決着をつけていくのか、楽しみだ。（テキスト：米光一成）
日本版：Paraviで配信中：TVer最新話配信
アメリカ版：AmazonPrimeで配信中
チーフプロデュース 瀬戸口克陽
プロデュース 東仲恵吾
演出 塚原あゆ子
脚本 篠崎絵里子
主題歌 BUMP OF CHICKEN「Aurora」
制作 CBS Corporation、TBS
蓮見杏子（常盤貴子）
多田征大（小泉孝太郎）
円香みちる（水原希子）
朝飛光太郎（北村匠海）
小宮竹生（野間口徹）
戸梶涼太（中林大樹）
佐竹凛子（末永みゆ）
蓮見隼人（小林喜日）
蓮見綾香（安藤美優）
佐々木達也（滝藤賢一）
蓮見幸枝（高林由紀子）
林幹夫（博多華丸）
神山佳恵（賀来千香子）
脇坂博道（吉田鋼太郎）
蓮見壮一郎（唐沢寿明）
木内幸久（丸山智己）
上森孝明（松尾貴史）
宮前文昭（春海四方）
