第5話ではまた、これまで霧山が事件解決時に「誰にも言いませんよカード」を取り出す場面にずっと立ち会えなかった新米刑事の彩雲(吉岡里帆)は、ついにそのチャンスを得る。だが、肝心のカードを取り出す瞬間、隣りのスタジオにタモリが入るとの声を聞いて飛び出し(彼女は大の「タモリ倶楽部」ファンでもあった)、またしてもふいにしてしまう。ただし今回の事件は、彩雲が霧山に「このヤマ、私のですよね!」と繰り返し言っていたように、もともと彼女がSNSを通じて夏歩(趣里)という女性と出会ったことから捜査が始まった。

趣里が復讐心を抱く女性を好演
夏歩の父親で、「伝説のコント師」と呼ばれたお笑いコンビ・マリリンの片割れだった村瀬ベルギーワッフル(空気階段・水川かたまり)は、絶大な人気を集めていた25年前、ラジオの生放送中に急死していた。死因はそばアレルギーによるアナフィラキシーショック。村瀬は当時相方の栗原くりごはん(空気階段・鈴木もぐら)と関係が最悪の状態だったため、栗原による意図的な犯行も疑われた。しかし、生放送中、スタッフが見守るなかでの犯行は不可能とされ、そのまま未解決のまま時効を迎える。