
フロッピーに収められた「挑戦状」
真犯人は、音臼小に通う少年・みきお(柴崎楓雅)──。現代から再びタイムスリップしてきた田村心(竹内涼真)は、自分の父で村の駐在所の警官である佐野文吾(鈴木亮平)にその事実を教えると、二人でみきおを追う。事件の起こる音臼小での「お楽しみ会」は2日後の3月12日に迫っていた。
二人はまず、みきおの家に出向くが、彼の姿はない。家には鍵がかかっておらず、上がり込むと、人体模型やチョウの標本などの並ぶ部屋で、文吾が「心先生へ」とラベルの貼られたフロッピーディスクを見つけた。みきおは心がここに来るのを察知していたのだ。それというのも、大人になったみきお(安藤政信)が自分が殺人犯だと告白するのを録音した心のレコーダーが、いつのまにか少年みきおの手に渡っていたからである(心さん、何という不覚!)。そのフロッピーをみきおの使っているワープロで開くと、そこには「バレちゃったみたいですね。/でもこれで、もっとワクワクして/お楽しみ会が待ちきれない!/心先生、僕を捕まえられるかな?」とあきらかに挑発する文章があった。