SHINee・ミンホ|甘い低音ボイスで楽曲にアクセントを与える炎のカリスマ<メンバー分析>

SHINee ミンホの略歴・キャラ分析

SHINee is Back! ついに、SHINeeが2年半ぶりに帰ってきた。

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結成10周年を迎えた2018年の1年間、日韓で全力の活動を行い、12月にリーダーのオンユが入隊。2019年3月にキー、4月にミンホも続けざまに入隊し、彼ら不在の間、末っ子のテミンはソロ活動を行いメンバーたちの帰還を待っていた。


2020年夏から冬にかけオンユ、キー、ミンホが除隊。そして2月22日にリリースした7thアルバム『Don’t Call Me』で約2年半ぶりにSHINeeとしての活動を再開させた。日本でも絶大な人気を誇るSHINeeのメンバーたちの歴史を振り返ってみよう。

「SMの3大負けず嫌い」のひとり、向上心の高いミンホ

連載3回目は、「炎のカリスマ」というキャッチフレーズを持つミンホを紹介。

ミンホは、1991年12月9日生まれ。父は韓国プロサッカークラブ江原FC監督チェ・ユンギョンというだけあり、少年時代はサッカー選手を夢見ていた。ミンホ自身も「サッカーチームを持つのが夢」だと語るほどのサッカー好き。



兄は名門ソウル大学(日本でいうと東大レベル)出身。所属事務所SMエンターテインメント内で東方神起のユンホ、SUPER JUNIORのシウォンと共に「SMの3大負けず嫌い」と揶揄されるミンホが負けず嫌いになったのは、イケメンで勉強もスポーツもでき、何をやっても勝てなかった兄の影響だという。

何事にもポジティブに、情熱的に立ち向かう運動神経抜群のスポーツマン。兵役も、軍隊の中でいちばん厳しいことで知られる海兵隊に志願入隊。その情熱的で責任感の強さは海兵隊でも存分に発揮されたようで、除隊直前には休暇を返上してまで訓練に参加したことで、ファンのみならず、多くの人を驚かせた。

除隊直後には、ソロ活動真っ最中だったメンバーのテミンの元へ軍服のままかけつけ、ファンに向けて行った生配信にもそのまま登場。
そんなミンホの姿にテミンも「もしかしてこのまま軍人になってしまうかも?」と思ったという。

抜群のスタイルは、9頭身。大きくてキラキラした二重の瞳のはっきりとした顔立ちに、メンバーたちもミンホに初めて会った時に、「外国人かな?」と思ったという。



そんな男前な内面を持つミンホはルックスでも9頭身という抜群のスタイルの持ち主だ。ダンスや歌の経験がなかった彼は、SMエンタからの再三のスカウトを固辞していたが、スカウトマンの情熱に負けて受けたオーディションで、国家と校歌を歌って合格したという逸話を持つほどのイケメンっぷり。

SHINee・ミンホ|甘い低音ボイスで楽曲にアクセントを与える炎のカリスマ<メンバー分析>

デビュー前はモデルとしても活躍。
SHINeeとしてデビューした後も、2010年のスペシャルドラマ『ピアニスト』で主演デビューを飾って以降、俳優としてのキャリアも着実に重ね、『花ざかりの君たちへ』(2012年)、『花郎(ファラン)』(2016年)などの人気ドラマ、大作映画『人狼』(2017年)など数多くの作品に出演。除隊後もすぐにドラマ『都会の男女の恋愛方法』(2021)に出演するなど、俳優としても確固たる位置を築いている。


また、韓国のSASUKE的な体力バラティ番組『出発ドリームチーム』でエースを務めたり、『アイドルスター陸上選手権大会』で走り高跳び、50mハードル、水泳で3冠王に輝くなど持ち前の運動神経でスポーツ系番組でも大活躍。ほかにも音楽番組『ショー!音楽中心』のレギュラーMCを務めたりと、グループ活動だけではなく、ソロとしての活動も精力的に行なってきた。


SHINeeにおいては、ラップとボーカルパートを歌うことの多かったミンホ。アイドル自らがラップメイキングまですることがなかった時代から共同ではあるが自身でラップメイキングを手掛けはじめ、アルバム『LUCIFER』以降は多くの曲のラップ詞を書いている。


またラップ詞だけでなく、3rdミニアルバム『2009,Year Of Us』収録の「Get Down」で作詞作業に参加したことを機に、その後には楽曲の作詞も手掛けている。

ボーカリストとしてもSHINeeに欠かせない存在に

ミンホの甘い低音のラップは、SHINeeの楽曲にアクセントを与える存在。現在ではラップだけでなく、ボーカリストとしても成長。その低く甘い声は、ボーカリストとしても欠かせない存在になっている。

このようにSHINeeはメンバー全員がデビュー時から現在まで成長を続け、絶えず音楽的にアップデートしているのもスゴイところだ。

入隊を前にした2019年には、初のソロ曲「I'm Home」を発表し、ソウル、東京、バンコク、台北で単独アジアファンミーティングツアー『Best CHOI's MINHO』を開催。
会場中を走り回り、「少しでもファンの近くへ!」という彼のファンへの想いが伝わるファンミーティングだった。



プライベートでは東方神起のチャンミンやSUPER JUNIORのキュヒョンと仲が良く、キュヒョンを中心とした「ギュライン」のメンバーとしてSMエンタ主催の『SMTOWN』ではいちごのかぶりものをしてゆずの「いちご」や、女装をしてGirl’s Dayの「something」を披露するユーモアあふれる面もある。

アルバムのリリースに先駆けて2月5日に行われたスペシャルライブ『The Ringtone: SHINee is Back』では、デビュー13年を振り返って、「最初の宿舎では、5人全員が同じベッドルームで寝ていた。2台の2段ベッドの間にオンユさんのシングルベッドがあって、2段ベッドの2階に上がる階段代わりになっていた」という思い出話を披露した。


また、ほかのメンバーからは「海外での仕事から戻ると、宿舎で食事などを管理してくれている方が、いつもミンホの好きなユッケジャンを用意しておいてくれた」というエピソードや、「宿舎のおばさんが“ごま油がなくなるのが早い”と不思議がっていたけれど、僕とテミンがごはんにごま油を混ぜまくっていたせい」という懺悔も(笑)。

そんな小さなエピソードを忘れず覚えていて披露する姿に、ミンホのメンバー想いで情に厚い一面を感じさせられた。


2月22日にリリースされた7thアルバム『Don’t Call Me』のタイトル曲「Don’t Call Me」について「聴いた瞬間に、“おっ、これだ!”と思った」と語っていたミンホ。大人になって帰ってきた彼らのこれからの活動に期待が高まる。

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Writer

坂本ゆかり


レコード会社の制作・宣伝、Webメディアの編集長を経てライターに。女性誌、Webなどで主にアーティストのインタビューを担当

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