
北山宏光(Kis-My-Ft2)と佐藤勝利(Sexy Zone)のW主演で放送中の日本テレビ系シンドラ『でっけぇ風呂で待ってます』(月曜深夜24時59分〜)。『有吉ゼミ』『有吉の壁』『マツコ会議』なども担当する、企画・演出の橋本和明ディレクターがドラマの裏側を明かした。
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『でっけぇ風呂で待ってます』橋本Dが明かす、北山宏光・佐藤勝利の現場での顔
――『でっけぇ風呂場で待ってます』を企画したきっかけは?橋本D:シンドラは以前、卒業バカメンタリーもやっていたりもしましたし。普段は『有吉の壁』をやっているのもあり、コント師の皆さんもすごい方達だし、今回のような新しいことをやってみるのもありかと。シンドラで何か、コメディやシットコムができないかという発想がもともとあって、その中で今回、北山くん、勝利くんという2人を起用して新しいものがやれたらいいね!という話から形になったという感じです。
――北山さん、佐藤さんに実際、演じてもらっていかがでした?
橋本D:北山くんは本当にコメディに慣れているなって感じはしました。何というか勘がいいというか、今回の松見というキャラクターをどう作っていくかということをすごく計算して作っているタイプで、最初の顔合わせでも本読みの段階から脚本を見て、「いや、これはもっと稽古をしたい!」って言ってくれて、すごく意欲を感じました。
しっかりと稽古をして役を作りたいタイプみたいで、そういう意味では松見を着実に形にしていった感はありました。なので、終始安心して見ていられるなって思いましたね。
勝利くんは北山くんとは逆で、本当に初のコメディということで自分はできるだろうかという不安があったみたいで、クランクアップの時に本当にほっとしたと言っていて(笑)。その言葉を聞いた時に、張り詰めた思いやすごい緊張感とも戦っていたのだなと。
それこそ、周りはプロの芸人さんでコメディもバリバリできるし、共演者の方も舞台などでコメディを経験されている役者さん達なので、そういう方達と初めてやるということで本人は不安だとかドキドキだったりしたと思いますけど、それが逆に良いように出ていたのではないかと思いましたね。
本人も本読みとかをテンション上げてやっていたみたいで、1つ1つをどうやったら面白くなるかっていうことを考えてくれて、それが現場でも表情や動きに表されているし面白くもなっていて、ちゃんと努力で積み上げた賜物だなと感じたし、それぞれ2人共面白かったですね。
主演2人のタッグについて
――北山さんと佐藤さんという2人のタッグはいかがでしたか?橋本D:もともと2人は仲が良かったみたいだし、プライベートでも2人で旅行にもいったりもする仲みたいなので、なかなか良い感じだったと思います。お互いに支えあってというか、北山くんがお兄ちゃんみたいな感じで、ちょっとした合間でも2人で本読みもやっていたりして(笑)。
時にはお弁当も食べないで本読みをしていたり、その感じがすごく良いなって。2人でこのドラマに向き合うぞ!という思いがすごく伝わってきましたし、1人だと大変な部分が2人だからこそできたというところが良いように出たなと感じました。
やっぱり四者四様でいいというか、普通だと統一して一人が脚本を書くのですけど、今回4人が書くということで4人の色が出ないといけないと思いまして。
その中でハナコだったらすごく構造的に上手いコントがあるとか、かたまりくんだったらある種、世界観がぶっ飛んでいて普通の人にはない感性があるとか、賀屋くんはドラマをいちばん器用に書けるタイプなのでドラマ的な物語の構成や構築が上手いとか、じろうさんはもうやっぱり圧倒的に世界観があるシソンヌワールドみたいなのがあって、人が気づかないような場所で登場人物が気づいているっていう面白さがあったり、と。