日プ2|グループバトル後半 一時溝深まるも高校生を中心としたアベイビーズが全体1位獲得の驚きの結果に

4月29日配信『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』 #4

JO1を輩出した人気オーディション番組の新シリーズ『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』第4回目では「グループバトル後半」が放送され、いよいよテーマ曲「Let Me Fly~その未来へ~」のセンター、木村柾哉率いるランキング上位者を集めたアベンジャーズチームと、木村と投票での1位争いを繰り広げている田島将吾率いるチームの対決が行われた。各グループのエピソードを交えて、結果を見ていこう。

【前回の記事】日プ2|圧倒的な歌唱力で驚異の成績を出した高塚大夢に注目! 大興奮の大幅なクラス入れ替え劇も

グループバトル King & Prince「&LOVE」

1組/ベビラヴ:阪本航紀、佐野雄大、栗田航兵(センター)、宮下紀彦、服部息吹、ヴァサイェガ光(リーダー)

2組/アベイビーズ<Win>:山本遥貴、内藤廉哉、大久保波留(センター)、篠原瑞希(リーダー)、寺尾香信、平本 健


1組
ヴァサイェガ光にとっては、古巣事務所アーティストの曲。リーダーとしてメンバーたちを引っぱるが、なかなかまとまらない。
「必死さがない」という服部息吹の意見もあり、全員で緊急ミーティングを開催。コミュニケーション不足を認識し、意見を出し合いながら練習するようになると、チームでフォローしあえるようになり、団結していった。オンタクト評価で3位だったがFクラスとなり、実力不足で悩んでいた佐野雄大も、チームの変化に促され順調な仕上がり。

日プ2|グループバトル後半 一時溝深まるも高校生を中心としたアベイビーズが全体1位獲得の驚きの結果に
服部息吹

前日リハでは失敗もあったが、「失敗するから成功できる」という仲宗根トレーナーの言葉に励まされ、本番では宮下紀彦がシャツをたくし上げて腹筋を見せながらハートの紙を取り出し、服部息吹がアドリブで頭の上でハートを作ると、仲宗根、KENZOもビックリ。キュートなパフォーマンスに、現場で見守る国民プロデューサー(観客)からも「かわいい!」という声が上がった。

日プ2|グループバトル後半 一時溝深まるも高校生を中心としたアベイビーズが全体1位獲得の驚きの結果に
篠原瑞希

2組
「アイドルらしいキラキラなチームを作りたかった」といって、指名権を得た篠原瑞希が集めたのは、高校生たち。
最年長の篠原瑞希がリーダーとして練習をリードするが、未経験者も多い高校生たちに積極的な態度が見られず、溝は深まるばかり。メインボーカルの山本遥貴は、厳しい菅井トレーナーを前に緊張で歌詞が飛んでしまい、菅井があきれて部屋を出て行ってしまう場面も。

危機感を持った篠原瑞希がメンバーたちを集めて話し合うと、高校生たちから次々と不満の声が上がり愕然。しかし篠原瑞希は関係性を見直し、全員で積極的に話し合うようになり、年齢の壁を超えてひとつになっていった。緊迫した場面で篠原瑞希に「誰よりも青春してますよ」と声をかけた寺尾香信と、前向きに対処していった篠原瑞希の姿は、まさに青春!

深まったチームワークでイキイキしたパフォーマンスを見せた本番では、「ここ、いちばん伸びた!」(菅井)、「(篠原)瑞希、いちばんキラキラしてる」(KENZO)と言わしめ、見事に勝利を勝ち取ったが、短期間で問題を解決し、急成長を見せるのも『PRODUCE 101』の醍醐味だ。

グループバトル SHINee「Your Number」

1組/集中攻撃:飯吉流生(センター)、枝元雷亜、阿部 創(リーダー)、児玉龍亮、多和田大祐、松本旭平

2組/赤ワインが似合う男たち<Win>:西山知輝、松田 迅(センター)、古江侑豊、安積夢大、森井洸陽(リーダー)、村松健太


1組
「Your Number」の振付を手掛けたのは、トレーナーの仲宗根梨乃。「電話番号ください!と切実に見える訓練。
ストーリーを自分の中で作って表現する」(仲宗根)と、「だるまさんがころんだ」をアレンジした「Your Numberゲーム」というユニークな練習が行われたが、振付師本人からの指導に大興奮の練習生たち。

1組は、BTSが所属するHYBE(旧Big Hit)Japanの元練習生、児玉龍亮が練習をリードしていたが、音程が安定しないメインボーカル飯吉流生の交代を提案するなど焦りを見せ、どんどん孤立してしまう。見かねたリーダーの阿部 創は緊急ミーティングを行い、それぞれの穴を埋めてチームを束ねた。

本番では最後に仲宗根から「歌もダンスも難しいのに、よくやった。SHINeeとは違う新しい「Your Number」だった」というお褒めの言葉もいただいた。

日プ2|グループバトル後半 一時溝深まるも高校生を中心としたアベイビーズが全体1位獲得の驚きの結果に
児玉龍亮

2組
この組は、ダンス経験者の松田 迅安積夢大が未経験者をフォローしていたが、まとまらずに焦りが先走る。
パフォーマンスを見たKENZOトレーナーにも「相手を思う気持ちがないのが出ている」と指摘されてしまい、「結果を出そう」と団結。声を出しながら明るく練習に励めるようになっていった。

本番では、村松健太の明るいキャラクターがトークを盛り上げ、センター松田 迅の色気を筆頭に、全員が個性を発揮したパフォーマンスができ、菅井トレーナーも「両組とも良さが全然違う」と笑顔に。パフォーマンスの最後に掲げた村松健太のカードに書いてあった「14106」というナンバーが、昭和の時代に流行ったポケベル暗号「愛してる」というのにも彼らしさが出ていた。

互角の接戦を制し勝利を掴むと、リーダー森井洸陽が「この6人だから勝てた」と涙した。

日プ2|グループバトル後半 一時溝深まるも高校生を中心としたアベイビーズが全体1位獲得の驚きの結果に
松田 迅

グループバトル JO1「無限大」

1組/INFINITY<Win>:藤牧京介、尾崎匠海、木村柾哉(リーダー、センター)、飯沼アントニー、西 洸人、太田駿静

2組/SIX PLANETS:四谷真佑、古瀬直輝、小堀 柊、小林大悟、田島将吾(リーダー、センター)、西島蓮汰


1組
本シーズンの絶対的エースともいえる木村柾哉が選んだチームは、練習生たちの間でもアベンジャーズと呼ばれている精鋭たち。抜群のボーカル力を誇る藤牧京介だが、未経験のダンスに大苦戦し、不安を募らせる。


ライバル田島将吾率いる2組の気持ちの入ったパフォーマンスを練習で見て焦った木村柾哉は、構成を再考。そんな木村柾哉を西島蓮汰がサポートし、完成度を上げていく。練習では、鬼の菅井トレーナーが「最後まで見たくなる。くやしい!」と絶賛。本番でも「魂を感じる」(菅井)と完璧なパフォーマンスで高評価を受けた。

勝利を得た1組だったが、アベンジャーズという期待値のわりに西 洸人以外は高得点を獲得するにいたらなかったのは、ちょっと意外。


日プ2|グループバトル後半 一時溝深まるも高校生を中心としたアベイビーズが全体1位獲得の驚きの結果に
西島蓮汰


2組
切望していた木村柾哉チームに選ばれたかった四谷真佑が、指名権を獲得。木村柾哉チームへのリベンジのために、木村柾哉と1位争奪戦を繰り広げているライバル、田島将吾を指名。しかし指名した四谷真佑、小堀 柊の初心者組がついていけずに、練習では菅井トレーナーに「空回りしている」と指摘され、悩む田島将吾。

しかし、「どんな化学反応が起きるかわからない。1組はこれ以上ケミストリーが起きると思えないけれど、君たちはまだできる。そのためにはぶつかるしかない」という菅井の助言で全員で本音をぶつけ合う。
田島将吾を支える古瀬直輝のアシストでボーカルに悩む小堀 柊が本音を吐き出し、チームが結束。その瞬間に流した古瀬直輝の決意の涙が美しかった。

日プ2|グループバトル後半 一時溝深まるも高校生を中心としたアベイビーズが全体1位獲得の驚きの結果に
古瀬直輝

グループバトルは、まだまだ経験者と初心者というレベルの違うメンバーが混在しており、実力の差を埋めるチームの絆が見える回に。また、高校生を中心としたアベイビーズが全体1位を獲得するという驚きの結果となった。

◆グループバトル順位
1位:King & Prince「&LOVE」 2組 アベイビーズ
2位:JO1「無限大」 1組 INFINITY
3位:SHINee「Your Number」 2組 赤ワインが似合う男たち
4位:GENERATIONS from EXILE TRIBE「AGEHA」 2組 HiGH VOLTAGE
5位:BTS「I NEED U (Japanese ver.)」 2組 I
6位:JO1「無限大」 2組 SIX PLANETS
7位:BTS「I NEED U (Japanese ver.)」 1組 弁当少年団
8位:SHINee「Your Number」 1組 集中攻撃
9位:GENERATIONS from EXILE TRIBE「AGEHA」 1組 LI vera
10位:King & Prince「&LOVE」 1組 ベビラヴ

◆グループバトル個人順位
1位:高塚大夢
2位:大久保波留
3位:飯吉流生
4位:西 洸人 
5位:中野海帆
6位:山本遥貴
7位:西島蓮汰
8位:森井洸陽
9位:笹岡秀旭
10位:篠原瑞希
11位:後藤威尊

◆グループバトル終了後順位
上記の「グループバトル個人順位」の点数に、グループバトル勝利チーム各人に与えられる3,000票のベネフィットが加算されて大変動! 1位、2位争いをしてた木村柾哉、田島将吾がデビュー圏外へ。そして、驚異的な歌唱力で評価を上げた高塚大夢が1位に躍進。次週、この順位にインターネット投票の得票が加えられた国民投票の結果が発表されるが、41位から60位までが脱落する。

1位:高塚大夢
2位:大久保波留
3位:西 洸人
4位:中野海帆
5位:山本遥貴
6位:森井洸陽
7位:篠原瑞希
8位:村松健太
9位:西山知輝
10位:松田 迅
11位:藤牧京介

関連リンク

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』公式サイト
https://produce101.jp/

【関連記事】JO1を輩出した『PRODUCE 101 JAPAN』脱落者の涙、出会いと別れ 101人→60人に
【関連記事】日プ2|木村柾哉が1位に 韓国で練習を積んだ田島将吾&西島蓮汰コンビにはスタンディングオベーション
【関連記事】日プ2|レベルテスト後半戦スタート! 憧れのJO1からの激励メッセージに気持ちが上がる練習生たち


Writer

坂本ゆかり


レコード会社の制作・宣伝、Webメディアの編集長を経てライターに。女性誌、Webなどで主にアーティストのインタビューを担当

関連サイト
@skmt_0127