タレント、女優をはじめ、抜群のスタイルでグラビアでも活躍中の安藤咲桜。2月に待望の1st写真集『さくら、はらり』(光文社)を発売し、大きな話題を呼んだ。
今回、沖縄を舞台に撮影された写真集の思い出を振り返ってもらった。
(前後編の前編)

【写真】20歳になり、可愛さと綺麗さを兼ね備えた安藤咲桜の撮り下ろしカット【7点】

──今回1st写真集をリリースされると聞いて「そっか、本作が1冊目なんだ」と、少しビックリしました。

安藤 デジタル写真集はいくつか出させてもらっていますもんね。ファンの方からも「紙の写真集が出るのをずっと待っていたよー!」と、たくさん反応をいただきました。私も、いつかは紙の写真集を出したいと強く思っていたので、お話を聞いたときはすごくうれしかったです。その反面、ここまで写真集のリリースをあたためてきたんだから、最高の一冊にしなきゃなってプレッシャーもありました。


──20歳を迎えての写真集。大人っぽさと、いつもの安藤さんらしい無垢さが混在している印象です。

安藤 さまざまな活動を経て今の私があるので、本作では、これまで培ってきたキャリアを全てぶつけたかったんです。アイドルグループ・つりビットのメンバーとしてデビューしたのは、12歳の頃。当時から応援してくださっているファンの方には「あの頃好きだった安藤咲桜はまだここにいるんだ」と安心してもらいたい気持ちがあったし、同時に、大人っぽい表情ができるようになった“今の私”もお見せしたかった。それでいて、ありのままの私を切り取った写真集にしたかったから、撮影中は、とにかく自然体を意識していましたね。
過度なダイエットや食事制限も一切していませんし。

──ロケ地は奄美大島。「離島に行きたい」というのは、安藤さんのご要望だったとか。

安藤 五島列島に行く案もあったのですが、五島は一度行ったことがあったので、心のなかは、完全に奄美大島一択でした(笑)。お刺身や伊勢海老のお味噌汁などの美味しいご飯と地酒をいただいて、きれいな景色もたくさん見られて。最高の奄美ロケでしたよ。
私、カメラで風景写真を撮るのが趣味なんですよね。限られたスケジュールのなか、奄美の自然をたっぷり堪能して、写真もたくさん撮って。完全に旅行気分でした。しかも今回は、20歳になって初の泊まりがけのロケ。もう、ずーっとワクワクしていました。

──それは、お酒が飲めるようになったから?

安藤 それもあります(笑)。
ロケに行くたび、いつも羨ましかったんですよ。夕食中、スタッフのみなさんがお酒を飲んで楽しそうにお話をされているのが。私も大人になったら、みなさんとワイワイお酒を飲んでみたいなぁと密かに思っていたので、今回、それが叶ったのはいい思い出になりました。

──本作にも、古民家で「奄美黒糖焼酎」の酒瓶を持っているカットがありますね。

安藤 ラフな格好で食事をしているシーンですね。私はそのとき、黒糖焼酎で漬けられた梅酒をロックで飲んでいましたよ。
普通の梅酒よりも甘く、飲みやすくて。気に入っちゃって、自分用に3本ほど買って帰りました。帰りの荷物、重かったなぁ(笑)。

──3本も!普段からお酒は飲む方なんですか?

安藤 今はみんなで飲みに行く機会もなかなかないですし、飲むとしても、家でちょっと嗜むくらいですかね。この撮影のときは何杯飲んだっけ? 忘れちゃったけど、その日の撮影は終了した後だったので、しっかり飲んだ記憶はあります(笑)。私、意外とお酒が強いんですよ。

 
それから、この古民家。うちのおばあちゃんちにそっくりだったんですよね。壁にさるぼぼがいっぱい吊るされていて、ちょっと怖かったんですけど(笑)、うちのおばあちゃんも日本人形を作る先生だったから、家に行くとたくさん日本人形が並べてあったんですよ。その感じがおばあちゃんちと重なって、どこか懐かしい気持ちになっていましたね。

──外のカットを見るに、天気にも恵まれていたようですね。

安藤 私、晴れ女なんですよ。前にも接近していた台風がいきなり逸れて、快晴のグアムで撮影できたことがありましたから。今回も、天気予報はあまり良くなく、二泊三日のうち二日目はゲリラ豪雨にあたったものの、それ以外は基本晴れていましたね。

──晴れ女の本領発揮ですね。

安藤 “念願の1st写真集”という肝心な場面で、晴れ女が発揮できて良かったぁ! 初日のいちばん最初に撮影したサトウキビ畑のシーンなんて、天気が良すぎるあまり眩しくて目があかなかったほどです。それに何度かお世話になったことのあるスタッフさんばかりとはいえ、サトウキビ畑で撮影がはじまったときは、改めてチーム感が芽生えた実感もありましたね。「ここにいるみなさんとなら、いい写真集ができそうだな」と。そういう意味でも、思い出深いロケーションです。

【後編はこちら】安藤咲桜、少女と大人の間で揺れる1st写真集「見どころは超レアな髪型をした水着カット」

▽安藤咲桜
’13年アイドルグループ「つりビット」のメンバーとしてデビューし、’19年の解散まで中心的な役割を果たした。一方、抜群のスタイルからグラビア人気も高く、タレント、女優としてもマルチに活躍している。1st写真集『さくら、はらり』(光文社)が絶賛発売中。