グループの冠番組『日向坂で会いましょう』でたびたび野球企画が組まれるなど、何かと野球と縁が深い日向坂46。そのメンバー内でも特に野球好きとして知られる佐々木久美。
この夏、日本時間7月12日にシアトルT-Mobile Parkで行われた「MLB ALL-STAR GAME 2023」を生観戦。そのときの感動を興奮気味に語ったインタビューを渡米時のオフショットともに公開する。

【写真】大谷翔平選手と同じ画角に収まる佐々木久美、ほかシアトルでのオフショット【15枚】

――久美さんは親子三代にわたって野球ファンなんですよね。

久美 お父さんはメジャーリーグも好きで、私が小学生の頃、土日は一緒に中継を観ていました。イチロー選手や松井選手が活躍されている時で、お父さんが出張先のシアトルで観戦した話を聞いて、生でメジャーリーグを観ることが私にとって夢のひとつになったんです。今回、その夢がオールスターゲームで叶うなんて、最初に聞いた時はドッキリかと思いました(笑)。

――お父さんには報告しました?

久美 はい。クラムチャウダーの美味しい店を教えてもらったので、シアトルに着いてすぐ食べました。パイクプレイス・マーケットという市場にある「パイクプレイス・チャウダー」という有名な店で、具がめちゃくちゃ多くて美味しいんです。

――河田陽菜さんとラッコを観るために三重の鳥羽水族館まで行ったこともある久美さんですが、シアトル水族館にも行ったとか。

久美 シアトル水族館にもラッコがいたんです、そのまわりだけ人だかりがすごくて、みんな「キャー!」と騒いでました。ラッコのかわいさって世界共通なんですね。
環境問題に関する展示が多くて、そこが日本との違いなのかなと思いました。

――2日目は、朝からバッティングプラクティスに参加したそうですが。

久美 ベースボールカードが一面に貼られているエリアで、男性がカードを指さして「イッツ・ミー」と声をかけてきたんです。元シアトル・マリナーズのデーブ・ヴァレさんでした。人生最高のホームランの動画を見せてくれたので、私も日向坂46のMVを観せたら、デーブさんが「球場で歌いなよ」と言うんです。その時は「イジられているのかな」と思ったけど、本当に歌うことになって。

――どんなシチュエーションで歌ったんですか?

久美 バッティング体験の時にマイクで自己紹介できるんですけど、「日向坂46の佐々木久美です」と言った後、『アザトカワイイ♪』と歌いました。公式でバッティングの写真を撮ってくださって、最後にプリントしてもらえるんです。

――守備とピッチングも体験したんですよね。

久美 人生初の守備は「絶対に捕れない!」と思ったんですけど、サードゴロをなんとか体全体を使ってキャッチに成功。ブルペンでのピッチングは、私のコントロールが悪すぎて相手の方をビビらせてしまいました(笑)。

――プレイボールパークはどうでしたか?

久美 元マリナーズのイチローさんのユニフォームを着ている方がたくさんいて、「さすがシアトル!」と思いました。
ドラフトの体験ができるんです。「ロサンゼルス・エンジェルス セレクテッド クミ・ササキ」と呼んでくれて。まわりの方たちが「フ~ッ!」と盛り上げてくれるんです。ポジションも選べるので二刀流にしました(笑)。

――いろんなお店もあったんですよね?

久美 オールスターのユニフォームやTシャツなどたくさんあったので、自分用やメンバーへのお土産なども買いました。ニューエラのショップもあったんですが、オールスター限定のキャップをカスタムして作ることができるんです。

――佐々木さんも作ったんですか?

久美 はい! いろいろと悩んでカスタムしました(笑)。お気に入りで今でも被っています。

――ホームランダービーで注目した選手はいますか?

久美 有力視されていたウラジーミル・ゲレロJr選手(トロント・ブルージェイズ)が優勝したんですけど、私はフリオ・ロドリゲス選手の推しになりました。マリナーズの選手だから、フリオ選手の人気が本当にすごくて。全員が立ち上がって応援するんです。フリオ選手のマリナーズ愛も伝わってきました。
他の球団の選手にはブーイングが飛ぶこともあって。特にメッツの選手には激しかったですね。フリオ選手が41本というラウンド新記録を出した時はめちゃくちゃ盛り上がりました。私もフリオ選手の時は立って応援したんですけど、さすがにブーイングはできなかったです(笑)。

――3日目に、出場選手が参加するレッドカーペットショーを観たそうですが。

久美 パイクプレイス・マーケットがレッドカーペットになっていたんです。1時間30分前から待っていたら、最初に現れたのが芸人のティモンディさん。「ティモンディさーん!」と呼んだら、めちゃくちゃ驚いてました。日本の報道陣の前に止まることが決まっていて、大谷翔平選手がその位置をめがけて歩いてきたので、おこぼれで同じ画角の写真を撮ることができたんです。千賀選手には「日本から来ました! 日向坂46の佐々木久美です!」とアピールしました。「ヒ」のポーズをしてもらおうと企てていたんですけど、目の前にするとそんな余裕はなかったです。家族や友達を何人も引き連れて、しかもトータルコーディネートしている方が多かったです。
特に目を引いたのはルルデス・グリエルJr選手。派手なファッションがカッコよくて。隣がラテン系の報道関係者だったので、たくさん撮らせていただきました。

――そして、オールスターゲームが始まりました。

久美 大谷選手が所属するア・リーグを応援していたんですけど、まわりのお客さんたちからは「純粋に野球を楽しもう」という気持ちがビシビシ伝わってきました。さっきまでレッドカーペットを歩いていた選手たちがグラウンドにいることも興奮ポイント。マリナーズ以外の強い選手はブーイングされることが多いのに、大谷選手には「ショーヘイ!」と大きな声援が飛んで、さらには「カムトゥー・シアトル」とマリナーズに移籍してほしいというコールが大音量で聞こえて、「みんなから愛されているんだ」と同じ日本人として誇らしくなりました。ゲレロJr選手のバットが折れて客席まで飛んだ時、なぜか『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」が流れてきてシュールで面白かったです。フリオ選手はもちろん、マリナーズのジョージ・カービー選手がマウンドに立った時もめちゃくちゃ盛り上がりました。ビジョンに『星のカービィ』が出るんですよ。

――シアトルで過ごした3日間はどうでしたか?

久美 選手もファン方たちも純粋にイベントを楽しんでいて、楽しむことの大切さを知りました。メジャーリーグの素晴らしさを感じて、来年、テキサスで行われるオールスター戦も観たくなりました。


――いつかT-モバイル・パークでライブをしたいと思いますか?

久美 めっちゃライブをしたいです! みなさんノリがよくてフレンドリーなので、絶対に盛り上がるはず。その時は、デーブさんを呼んで「イッツ・ミー」とアピールしたいです(笑)。

日向坂46 佐々木久美、MLBオールスター観戦の夢が実現「最初に聞いた時はドッキリかと(笑)」

日向坂46 佐々木久美、MLBオールスター観戦の夢が実現「最初に聞いた時はドッキリかと(笑)」

試合が行われたT―モバイル・パークの隣の会場ではPlay Ball Parkというイベントが開催。会場では様々な展示や来場者も参加できるイベントなど、MLBの世界観を体験することができる。なかでも佐々木さんが気になったのはニューエラのブース。ここではALL SATR GAME 2023限定のアイテム販売や、購入したアイテムをカスタムすることができる。まずはカスタムをするアイテムをチョイス。佐々木さんはALL SATR GAME 2023限定仕様のロサンゼルス・エンゼルスの[9TWENTY]をセレクト。こちらに佐々木さんが選んだ限定ワッペン「SEATTLE 2023」をオン。こういった体験ができるのもPlay Ball Parkの楽しみ方の1つ。

日向坂46 佐々木久美、MLBオールスター観戦の夢が実現「最初に聞いた時はドッキリかと(笑)」


【あわせて読む】日向坂46 佐々木久美、小坂菜緒ら5人が『B.L.T.』に登場、とびっきりの笑顔で”女子旅”を満喫
編集部おすすめ