メンバーカラーであるピンクのサイリウムが一面に広がった会場に、淡いピンクとミントグリーンのファーの衣装に身を包んだ末永が登場。『恋よりもDream』からキュートな楽曲で、初のソロコンサートが幕を開けた。自身の名前にちなんだ曲『桜、みんなで食べた』では、桜の木を背景に花びらが舞い、幻想的な雰囲気に。続く『来月18歳になりますが、今はまだ17歳なので』と『Seventeen』からスタートしたブロックでは、『軟体恋愛クラゲっ娘』『なめくじハート』『最強ツインテール』といった、末永ならではの選曲がずらりと並んだ。

11曲めに披露された『微笑みのポジティブシンキング』で、ステージ上に片岡成美が登場すると客席から驚きの声が上がった。4月に卒業を発表している片岡は末永と同期の7期生。“公演隊長”の異名をもつ片岡に、末永はいつも助けてもらっていたとのこと。二人ともこれからも前向きに頑張っていきたいという気持ちを込めてシークレット・ゲストで登場してもらったと紹介され、片岡は緊張しながらも笑顔で二人のステージを楽しんでいた。

ユニット「サクララブレター32」でセンターを務めた楽曲『触らぬロマンス』では、MVでラグビーに挑戦していたが、ステージではラガーマンのダンサーを従え、客席にボールを蹴り入れるパフォーマンスを披露。黒のレザー調ワンピースで、ハードな楽曲を続けていく。
『いきなりパンチライン』では、同じチームEのメンバー谷真理佳が登場。先輩らしく、しっかりとしたダンスでステージを盛り上げた。
鉄道ムービーの定番曲 サーカスの『ホームタウン急行』や、惣田紗莉渚を迎えての『センチメンタルトレイン』、さらに谷も再登場し『初恋の踏切』と、鉄道くくりの楽曲を披露した。

ステージも終盤に近付き、「私のこと大好きって宣言してくださいねー!」とファンを煽り、『バンジー宣言』『チャイムはLOVE SONG』で会場と一体になるパフォーマンスを披露。ゲスト出演メンバー全員と『Stand by you』で声援を浴びた後、とてもお世話になったという大好きな先輩メンバー柴田阿弥がセンターを務めた楽曲『愛の意味を考えてみた』を、精一杯の気持ちをこめて歌い上げた。
アンコールでは、花びらを重ねたようなピンクのフリルの衣装で、ボールのプレゼントに客席を走り回った。『47の素敵な街へ』を歌った後、「山手線の駅名全部言います!」と言った後、見事に29駅を言い終え、ホッと安堵の表情をみせた。

「皆さん、たくさん叫んでくださいー!」とファンに呼びかけ『アイシテラブル!』を熱唱。「皆さんがたくさんの愛をくださって、応援してくださるおかげで、このステージに立てています。たくさんの愛を返していけるような人になりたいと思っています。まだまだSKE48メンバーとして頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と感謝の気持ちを述べ、これからの活躍を誓い、『桜の花びらたち』で締めくくり、末永桜花初ソロコンサートは幕を閉じた。
▽SKE48末永桜花ソロコンサート~あなたが見ていてくれたから…ハート(※ハートマーク)~
日時:1月25日(土)9:00会場/10:00開演
会場:TOKYO DOME CITY HALL
出演メンバー:SKE48末永桜花
ゲスト出演:片岡成美/惣田紗莉渚/谷真理佳