この作品で主演を務めるのが、SUPER☆GiRLSの元メンバーで、現在は俳優、声優、タレントとして活躍する前島亜美。アイドルを卒業して3年、多彩な活動をする中で今回の舞台にかける意気込みを本人に語ってもらった。
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──SUPER☆GiRLSを卒業して3年、前島さんは、俳優、声優、YouTubeと幅広く活躍されています。
前島 そうですね、舞台でのお芝居を軸に、声優やYouTubeでの活動をさせていただいています。俳優やお芝居と一口に言っても、ドラマや映画もありますし、声優だって声のお芝居ですし、いろいろな世界があります。そんな中で私がやりたいのが舞台のお芝居なんです。舞台もストレートプレイや翻訳劇、漫画やアニメを原作とする2.5次元と呼ばれるものなどさまざまなジャンルがあり、それぞれで使う神経や筋肉が違いますが、それらを含めて私は熱量を生でお客さんに伝える舞台演劇がすごく面白いと感じています。俳優の仕事やお芝居が好きというより、舞台が好きなんです。
──軸は俳優とのことですが、前島さんは声優としても活躍されています。先ほども“声優は声のお芝居”と表現されていましたが、舞台との違いということではどういうことを意識されていますか?
前島 声優は職人だと思っています。映画やドラマ、舞台は、まず私という本人があった上で役をいただき、自分の経験や引き出しを重ねて色をつけていくのが大半。私は今22歳なので、実写や舞台だと年相応の女の子を演じることが多いですが、声優はキャラクターの絵が最初にあります。
──誰かを演じる俳優や声優以外にも、前島亜美さんご本人としてYouTubeでも活動されています。
前島 ええ。現在の私の活動は、1カ月稽古をして1週間本番といった舞台が中心となっているので、ファンの方に会える機会が限られてしまっているんです。そこでさまざま模索しているうちに、YouTubeで動画投稿をしよう。新たに「前島亜美チャンネル」を開設しようと始めたのがいきさつです。隔週で動画を1本投稿し、月に1回生放送をすることで、ファンの方との距離を近づけられればという思いがあります。
──今回の演劇『バレンタイン・ブルー』では、前島さんは主人公を演じられます。作品について教えてください。
前島 『バレンタイン・ブルー』は、西ノ園達大さん以外は全員avex management所属の俳優による「Avenue X theater」というユニットでの第1回公演になります。
──ストーリーにおいて重要な役ですし何より主演ですし、かなりプレッシャーがあると思いますが、前島さん自身と共通する点などはありますか?
前島 私は普段、元気な子とかキラキラしている子とかを演じさせていただくことがすごく多いんですけど、私本人は根がそんなに明るくなくて(笑)。夢をたくさん見てあれもこれもというより、現実的にものを見て自分がこれができるから、じゃあこれに挑戦してみよう、そのためには何をしたらいいのか、みたいに着実にやっていくタイプ。梨子というキャラクターは、漠然と夢を見るのではなく、そういうところにすごく共感できます。一見無気力そうなんだけど、とてもお母さんを思いやっているし、カフェが好きだし町の人たちのことも好き。今回は全く新しい人物像を作るというよりも、自分の中にある感情を持って演じていきたいと思っています。
──『バレンタインブルー』という作品全体の注目ポイントはどういったところになるでしょうか。
前島 「Avenue X theater」の旗揚げ公演でavex management所属の俳優がたくさん参加しているので、一人一人の魅力に注目してほしいです。
前島亜美が出演する舞台『バレンタイン・ブルー』は、2月18日(火)から東京・銀座の「博品館劇場」で公演が行われる。
■舞台『バレンタイン・ブルー』
公演日:2月18日(火)~25日(火)
会場:東京・銀座「博品館劇場」
出演:前島亜美、久保田秀敏、武子直輝、日比美思、飛鳥凛、出口亜梨沙、中﨑絵梨奈、行徳智仁、會田海心、近藤廉、髙橋果鈴、福田愛依、髙石あかり、しゅはまはるみ、西ノ園達大
作・演出:堤泰之
http://no-4.biz/valentineblue/
■前島亜美
公式HP:https://maeshima-ami.jp/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/maeshima_ami
twitter:https://twitter.com/_maeshima_ami