近年、女優業だけでなく、モデルとして、バラエティタレントとしても活躍している期待の若手女優・高橋ひかるに迫る特別インタビュー。3回連載の2回目では、発売前から重版が決定するなど話題になっている初の写真集『WATERFALL』(3月27日発売)について。
撮影中、思わず涙を流してしまったそのワケとは……!?

【写真】発売即重版、髙橋ひかる写真集の美しすぎるカット

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──3月27日には待望の初写真集『WATERFALL』が発売されます。

高橋 去年の7月に1週間かけてインドネシアのバリで撮影しました。バリのあの感じ、なんと言えばいいのでしょう……すごく神秘的な空気感が漂うステキな場所でした。その空気感に加えて、カメラマンの神藤剛さんの持つ色味と私の色がすごくキレイにマッチングしたおかげで、私の中の“陰”の部分がすごく写し出されていると思います。私、撮影になるとどうしても明るさが出てしまうのですが、『WATERFALL』は素の静けさが出た作品になっています。バラエティで私を知った方は驚かれるかもしれませんね(笑)。

──ご覧になられて、個人的に見どころだと思われたショットは?

高橋 もう、全部です! 特に見ていただきたいのは“何も作られていないところ”かな。私をよく知ってくださる編集の方が、「カッチリと作りこむのは違うよね。高橋ひかるを写しに行こう!」と提案してくださったんですよ。常に自然体、メイクもほぼノーメイク。シャッターが切られていない時間はないぐらい常に撮られていて、最後の方は撮られていることすら気づかない時間もあったほど、心の赴くままに撮影していました。

──タイトルの『WATERFALL』は“滝”という意味ですが、どういう意図で付けられたのですか?

高橋 撮影中、思わず泣いてしまった瞬間があったんですよ。
撮影はメイクさんやマネージャーさんも間に入れず、カメラマンさんと私だけの空間になる場面が多かったんですね。とある二人きりの撮影中、カメラマンさんとこれまでのお話をする時間があって。その時に私の中にあった、葛藤やもどかしさについて語っていたら、自然に涙が……まぁ、簡単に言いますとカメラマンさんに泣かされたんですよ(笑)。

──感情を揺さぶられてしまったわけですね。

高橋 はい。揺さぶられまくりました(笑)。その涙の写真を見た編集の方が、この涙がやがて滝のようになり、乾いた心に潤いを与えられるような人になってほしい、という意味で付けたそうです。本当にこの撮影を通して、感情が開放されました。姿だけでなく気持ちまで写っていると感じられるぐらい、本当に私の全てが込められていると思います。読んでいて嬉しさがこみあげてきて、思わず泣いちゃいましたからね。マネージャーさんに「ここまで育ててくれて、ありがとう」って連絡を入れちゃうぐらい(笑)。二度と来ない時間をこうした形で納めていただけて本当に嬉しい。
大切な宝物になりました。

高は「はしごだか」が正式表記。

▽高橋ひかる
たかはしひかる。2001年9月22日生まれ、滋賀県出身。2014年に「第14回全日本国民的美少女コンテスト」にて応募総数81,031人の中からグランプリ受賞し芸能界入り。2016年には映画『人生の約束』で女優デビューを果たす。現在は、女優、タレントとして活躍する他、ファッション誌『Ray』(主婦の友社)の専属モデルも務めている。

▽高橋ひかるファースト写真集『WATERFALL』
発売日:3月27日(金)
価格:3,000円(税込)
発行元:東京ニュース通信社
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