出張で使われるビジネスホテルの客室は、ベッドとデスク、ユニットバスを備えた省スペース設計が主流だ。限られた予算内で選ぶ以上、居住性よりも価格を優先した部屋になりやすい。
しかしながら同じビジネスホテルでも、一般客室とは明確に異なる広さと設備を備えた上位客室が存在する。今回はアパホテルに取材し、東京都内で“スイート級”に位置づけられる客室を写真とともに紹介する。

今回は、アパホテル&リゾート 〈両国駅前タワー〉にて総支配人を務める青木弘毅さんに、アパホテル&リゾートの「ラグジュアリーツインルーム」について詳しく聞いてきた。

ラグジュアリータイプが設定されるアパホテルは?

国内外で1,068ホテル、14万3,527室を展開するアパグループ。中でもラグジュアリータイプが主に設定されるのが、アパホテル&リゾートだ。

アパホテルでは一部スイートルームの設定があるホテルも存在するが、今回取材したアパホテル&リゾート〈両国駅前タワー〉の「ラグジュアリーツインルーム」は、都内のアパホテルにおいて、“最も豪華”という位置づけ。主に客室数の多いホテルや高層ホテルを中心に設置されるのが特徴だ。

※アパホテル〈西麻布〉にスイートルームが設置されているが、これは2001年の開業当時の最上級客室ランクとして、現在も販売している部屋。
※なお、特に過去に開業したホテルや買収したホテルにおける客室名称については、客室の格付けを示す統一的な基準として明確に定めているものではない。

これらのホテルの多くはホテル内で楽しんでもらうことを念頭に置いており、アパホテル&リゾート〈両国駅前タワー〉であれば、大浴場、プール、フィットネスなどを備えたアーバンリゾートとして企画されている。広さは37㎡。一泊8万円から宿泊できる。


青木さんによれば、最上級ルームの設置に関して考慮しているのが眺望だ。

中でも、アパホテル&リゾート 〈両国駅前タワー〉の場合は夜景が素晴らしいとのこと。仕事終わりに東京の夜景を一望すれば、デキるビジネスマン気分が味わえるに違いない。
客室内はビジネスユースに快適な設備を完備

実際にラグジュアリールームの作りはどうなっているのか。アパホテル&リゾート 〈両国駅前タワー〉のラグジュアリーツインルームを例に解説してもらった。

「デラックスツインと比べて1.2倍から1.5倍ぐらい部屋面積を広くし、ゆとりのある部屋としています。ベッド幅も120cmありますので、仕事で疲れた体をしっかりと癒していただけると思います。また、浴室とトイレは別設置とし、一般客室と比べて上位仕様の衛生機器を用いることを基本としています」

一般的なビジネスホテルでは、ベッド以外のスペースは1人で利用するとちょうどいいくらいの規模感だが、ラグジュアリーツインルームでは、観光で滞在するシティホテル顔負けの広さ。浴室内もシャワーとバスタブが分かれて設置されていて、広々としたバスタイムを楽しめる。

そして、ビジネスマンにオススメのポイントとして挙げてくれたのが、客室備品だ。

「ラグジュアリーツインには客室備品として、一般客室にはない一人掛けのソファや小型テーブルを配していて、デスクもひと回り大きくなっています。そのため、もしチェックインされた後にも仕事をする場合でも、一般客室よりも快適なつくりに設定しています」

ラグジュアリールームを利用するビジネスマンは実在する?

快適性へのこだわりも感じられるラグジュアリールーム。
稼働率も高いそうで、一年間のほとんどに滞在の予約が入るという人気の部屋なのだそう。実際にビジネスマンの利用は多いのか。青木さんに聞いてみた。

「当館においてはラグジュアリーツインが一番大きい部屋になるので、やはり家族やグループでのご利用が一番多いですが、お一人利用のケースもございます。特に平日にスーツでチェックインされる一人滞在のお客さまは、ビジネス目的で利用されているのかなと思います。個々の滞在目的は集計していませんので断言はできませんが、実際にそうしたお客さまがおられることは間違いありません」

仕事に集中したい時や、仕事終わりにリラックスしたい時にもぴったりなアパホテルのラグジュアリールーム。出張などの際には、ぜひ一度ビジネスユースにおける快適性を実際に体験してほしい。

安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら
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