2019年3月にリブランドした【アートホテル盛岡】。朝食バイキングは岩手県内の有名グルメやローカル料理までそろえ、地元ブランドの食材も集めて、びっくりするほど種類豊富。

14階のバイキング会場から見る岩手山も絶景です。

周囲は飲食店が多い好立地

ホテルが立つのは岩手県きっての繁華街で居酒屋や飲食店、郷土料理の店が建ち並ぶ「盛岡大通商店街」のまさに入口。夕食にはたいへん便利な立地です。

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▲盛岡駅から徒歩7分

車利用なら、ホテル併設の立体駐車場が15時から翌11時まで1泊¥900。提携立体駐車場の「クロステラス駐車場」は16時~翌10時までで1泊¥900です。

岩手グルメが大集合する朝食バイキングにびっくり。コスパ抜群の【アートホテル盛岡】

▲外観とともに赤レンガが印象的なロビー

岩手銀行赤レンガ館や岩手県公会堂などレンガを使った建物が残る盛岡の街。ホテルのロビーでは壁にも赤レンガが使われ、間接照明で模様が入るなど、レトロとモダンが共存します。

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▲フロント横のアメニティバー

一般的なアメニティは客室にそろいます。アメニティバーには基礎化粧品やインスタントコーヒー、子供用のアメニティもありました。

居心地のいい客室

2019年以降全客室をリニューアル。客室タイプはダブルから、クイーン、ツイン、トリプルまでそろう214室。シングルはなく、1人利用でもゆったり眠れるダブルベッドから設置します。ここではツインタイプの中で最も広い25平米のデラックスツインを紹介します。

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▲「デラックスツイン」

25平米とゆとりある客室で、120cm × 210cmのベッドを2台置き、小学生以下の子供なら添い寝無料で1室4名まで利用可能。

家族連れにもおすすめです。

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▲岩手の伝統工芸がモチーフ

ツインルームは青を基調にする色使い。ダブルルームなど1ベットの客室はオレンジ基調のカラーです。岩手県では藩政時代から織物や染物が奨励されてきた歴史があり、ヘッドボードやベッドスローには素朴な色合いの生地を採用しています。

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▲デスクや荷物置き場もゆとりの広さ

バゲージラックや棚を備えたデスクは広く、仕事はもちろん荷物の整理にも役立ちます。マグカップなどの収納部も天板がガラス張りで使いやすかったです。

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▲岩手山を一望

西側を向いた高層階の客室からは岩手県の最高峰、岩手山を眺望することができました。

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▲リニューアルしたユニットバスも清潔感がありました

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▲客室には歯ブラシやコットン、ボディタオルなどを備えています

岩手グルメの朝食はびっくりするほど種類豊富

朝食バイキングでは岩手県内の伝統料理やローカルグルメを網羅。信じられないほど多くのメニューをそろえます。岩手の地元料理を満喫したい方にはイチ押しです。そのうえコスパがよくて宿泊者・外来ともに、大人¥1,980、子供¥990。ここでは2024年5月31日までの「いわて春の味覚フェア」で提供されるメニューも一部紹介しています。

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▲スカイバンケット「オーロラ」

朝食バイキングの会場はホテル最上階の14階にあるスカイバンケット「オーロラ」です。

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▲窓際の席からは岩手山の眺望を楽しめます

「豆腐田楽」は固めの豆腐にニンニク味噌をつけて、炭火であぶる岩手県北部三陸沿岸に伝わる郷土料理。朝食では、冬の終わりから春先が旬のふき味噌を使い、濃厚な味噌とちょっと苦味のある蕗(ふき)の風味が岩手の春を伝えます。

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▲春が旬の蕗(ふき)を使った「ふき味噌の豆腐田楽」

海岸線が入り組んだ三陸の海で育った県産昆布で出汁を取る「筍と桜海老の茶碗蒸し」は、優しい出汁の味に感動。「特選 彩りぺっこどん」は、三陸産のメカブや海鮮などが “ぺっこ(ちょっと)” ずつガラスの小瓶に入り、ご飯にかけていただくミニ海鮮丼です。

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▲「筍と桜海老の茶碗蒸し」と「特選 彩りぺっこどん」

岩手県の銘柄鶏 “菜彩鶏(さいさいどり)” は、植物由来の飼料を与えることで、クセのないさっぱりとした味。

香ばしさをまとわせたカツレツでいただきます。

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▲岩手のブランド鶏「菜彩鶏のカツレツ」

「牡蠣と八幡平マッシュルームの香草グラタン」は、とても濃厚な成分無調整の地元乳業「くずまき高原牛乳」を使ったクリームソースに、牡蠣の旨味と国内トップシェフやバイヤーが選ぶ “料理王国100選” で生鮮食品部門の優秀賞を獲得したばかりの八幡平マッシュルームが使われる贅沢な味。

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▲「牡蠣と八幡平マッシュルームの香草グラタン」や、「肉じゃが」や「あま酢あんの肉団子」など、温かい料理が並びます

“盛岡三大麺” を一度に食べられるのもバイキングならでは。わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺は注文ごとに提供。本場盛岡で食べられる夢の競演です。

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▲盛岡三大麺を味くらべ

金銀をそろえた岩手県のブランド米「金色の風」と「銀河のしずく」は南部鉄器の釜で提供されます。

明太子やイカの塩辛、平泉で最期を遂げた武蔵坊弁慶にちなんだお漬物「弁慶のほろほろ漬け」など、ご飯のお供も用意。美味しいご飯の食べくらべを楽しんでみてください。

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▲岩手の2大ブランド米、食べくらべと種類豊富なご飯のお供

「ひっつみ汁」は、水でこねた小麦粉をちぎって鍋に入れたことから、“手でちぎる” の方言 “ひっつまむ” が転じた岩手の郷土料理。ニンジンやゴボウ、キノコなど具沢山で、醤油出汁の家庭的な味わいです。七味唐辛子を軽く振っていただきました。

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▲岩手県を代表する郷土料理「ひっつみ汁」

ご当地パンも注目です。訪日外国人がわざわざ買いに来るコッペパンのサンド「福田パン」は、あんバターとピーナッツバターの2種類を用意。地元で人気のスコーレのパンは、盛岡スコーレ高等学校の敷地内で作られる手作りパン。クロワッサンとバターロール、レーズンパンが並びます。スコーレのジャムもイチ押しです。

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▲ご当地パンは「福田パン」と「スコーレのパン」

アートホテル盛岡では、県産食材を使った日替わりのパスタやベーコンのソテー、一関周辺の餅文化に触れられる生姜餅、市町村で独自に発展した数種類の味噌など “ローカルな味” を楽しめます。

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▲岩手県の美味しいものがそろう朝食

旧水沢市出身の大谷翔平選手が「世界一美味しい」と絶賛した「岩泉ヨーグルト」こそ試しておきたい味。岩泉町のご当地ヨーグルトで、地元の牛乳を使い、ドロッとした粘り気は驚くほど強く食感はクリーミー。無糖と加糖の2種類が用意され、無糖に蜂蜜をかけていただきました。

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▲「岩泉ヨーグルト」

食後のおすすめ。伝統工芸品の「南部鉄器」で淹れるコーヒーは、まろやかになるのだとか。コロンビアとエチオピアをブレンドしたカフェインレスは、とても飲みやすかったです。

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▲ぜひ試しておきたい「南部鉄器珈琲」

他では経験したことがないほど、地域の食材や伝統料理、ローカルフードに力を入れる【アートホテル盛岡】。これだけメニューをそろえるシティホテルは珍しく、味も多彩。14階の朝食会場から見る岩手山も絶景です。朝食の時間は6時30分から9時30分までなので、時間をかけて様々な味をぜひ味わってみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:アートホテル盛岡 https://art-morioka.com/>