日本代表DF長友佑都は、リーグアン(フランス1部)のオリンピック・マルセイユを契約満了により退団しているが、2018年1月のインテル退団以来となるセリエA(イタリア1部)復帰の噂が飛び交っているようだ。1日、イタリアメディア『SERIE B NEWS』が報じている。

 現在34歳の長友佑都は昨夏にガラタサライを契約満了により退団すると、フリートランスファーでマルセイユへ加入。今季は開幕当初ベンチを温めることが多かったが、昨年12月以降はコンスタントに出場機会を得ると、公式戦23試合に先発出場していた。しかし、マルセイユ首脳陣は左サイドバックで同選手とポジション争いを演じるフランス人DFジョルダン・アマヴィとの契約延長を行ったこともあり、長友佑都との契約を更新しないという決断を下していた。

 再びフリーとなった長友佑都だが、2020/21シーズンにセリエA昇格を果たしたヴェネツィアが新天地の候補にあがっている模様。『SERIE B NEWS』はヴェネツィアにとって、セリエAの舞台を経験して欧州トップレベルで実績を残した長友佑都が必要であると主張。また、フリーで獲得できる点も強調材料としてあげている。

 なお、ヴェネツィアは2020/21シーズンにセリエBで勝ち点59を獲得して5位でフィニッシュ。セリエA昇格プレーオフへ駒を進めると、6位のチッタデッラとのホームアンドアウエー方式による決勝では、2試合合計スコアを2-1として2001/02シーズン以来となるセリエA復帰を決めている。また、ヴェネツィアには現在松本山雅の指揮官を務める名波浩氏が、1999年夏から1シーズン在籍している。