日本代表MF橋本拳人(28)は先月、明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸を退団してスペイン2部SDウエスカに加入。今月5日にもSDウエスカでのデビュー戦を迎えるようだ。

4日、スペイン紙『エラルド・デ・アラゴン』が伝えている。

 橋本拳人はロシアのウクライナ侵攻によるFIFA(国際サッカー連盟)の特例措置により、ロストフとの契約を一時停止。今年3月末からヴィッセル神戸に在籍すると、一度はヴィッセル神戸との契約延長が決まっていたが、今月18日に状況が一変。ヴィッセル神戸を退団し、FIFAによる特例措置のもとSDウエスカへ移籍することが決まっている。

 そんな橋本拳人はSDウエスカ移籍決定後も日本代表から途中離脱することなく、EAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会の全日程を消化。今月3日に現地入りして、SDウエスカの入団会見を行っていた。

 『エラルド・デ・アラゴン』の報道によると、橋本拳人は5日の練習試合・アンドラ戦で先発出場するとのこと。ホセ・アンヘル・シガンダ監督はアンドラ戦の先発メンバーを、今月12日のスペイン2部開幕節・レバンテ戦でもスタメン起用する考えを持っているという。

 またSDウエスカの中盤では、MFエンゾ・ロンバルド(25)がコンディション不良であるほか、MFクリスティアン・サルバドール(27)は鎖骨を骨折。橋本拳人がスペイン2部リーグ開幕戦で先発出場するものとみられる。

 なおSDウエスカはリーグ戦開幕後の16日にも練習試合を行うほか、22日には第2節・カルタヘナ戦を控えている。再び海外挑戦を果たした橋本拳人に、開幕スタートダッシュを成功させるためのチャンスが訪れている。