スペイン、ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英(21)が、好調をキープしている。10月2日、ジローナとのアウェイゲームに左サイドでスタメン出場すると1得点1アシストをマーク。

2022/23シーズンの公式戦9試合で2得点3アシストと、中心選手として定位置を確保している。

なかなかスタメンに定着できなかった日本代表においても、9月23日のアメリカ戦(2-0)で左サイドでスタメン出場。11月20日から開幕となるFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)での活躍も期待されている。

そんな久保は、9月18日にはラ・リーガ通算100試合出場を達成。日本人選手としてはMF乾貴士清水エスパルス)に続く歴代2人目の記録を樹立した。21歳にしてこの他にも多くの記録を有する久保。

ここでは久保建英の代表的な11の記録を紹介する。

久保建英の凄まじさを表す記録11選。ラ・リーガ100試合出場達成!

Jリーグ最年少出場記録

FC東京所属時代(2015-2019)の2016年11月5日。明治安田生命J3リーグの第28節で、FC東京U-23と長野パルセイロの試合が行われ、久保はベンチ入り。後半開始から途中出場しピッチに立った。この時、久保は15歳5か月1日にしてJリーグ最年少出場記録を更新。元日本代表FW森本貴幸が2004年に樹立した15歳10カ月10日の同記録を塗り替えている。

U-19日本代表最年少招集記録

各年代別日本代表に選出されてきた久保は、2016年11月24日、アルゼンチン遠征を行うU-19日本代表に飛び級で選出された。このとき15歳5カ月20日。

U-19日本代表招集史上最年少かつ、中学生でU-19日本代表に選出された史上初の選手となった。

Jリーグ最年少得点記録

FC東京U-23での2016年のJリーグ初出場を皮切りに出場を増やした久保は、2017シーズンはJ3リーグで開幕からスタメン出場を続けた。そして2017年4月15日に行われたJ3第5節のセレッソ大阪U-23戦で初ゴール。15歳10カ月11日での得点となり、Jリーグ最年少得点記録を更新した。

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J1リーグ歴代3位の年少出場記録

J3リーグでの出場を続け経験を積んだ久保に、念願となるトップチームでの出場機会が訪れたのは2017年11月26日のこと。J1第33節のサンフレッチェ広島戦でベンチ入りすると、FW永井謙佑に代わって途中出場した。このとき久保は16歳5カ月22日。森本貴幸、宮吉拓実(京都サンガ)に続く歴代3位のJ1リーグ出場年少記録となった。

ルヴァン杯最年少得点記録

2018シーズン、久保はJ1リーグで開幕節から途中出場。さらに2018年3月14日、ルヴァン杯第2節のアルビレックス新潟戦でも途中出場すると、プロ初得点かつ決勝点となる一撃を決めた。このとき16歳9カ月10日で、森本貴幸の記録を塗り替えるルヴァン杯最年少ゴールとなった。

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J1リーグ歴代2位の年少得点記録

2018年ルヴァン杯でプロ初得点を決めるなどした久保だったが、J1リーグでの更なる出場機会を求めて夏の移籍市場で横浜F・マリノスへの期限付き移籍を選択。2018年8月26日、J1第24節ヴィッセル神戸戦でスタメン出場し、J1リーグ初得点を記録した。17歳2カ月22日で、森本貴幸に次ぐJ1歴代2位の年少得点記録となっている。

久保建英の凄まじさを表す記録11選。ラ・リーガ100試合出場達成!

日本代表歴代2位の年少招集記録

2019年、期限付き移籍先の横浜FMからFC東京へと戻った久保は、J1リーグで開幕節から4試合連続スタメン出場。5月には2試合連続得点を記録すると、2019年5月23日に発表されたキリンチャレンジカップに臨む日本代表(A代表)に初招集された。市川大祐に次ぐ歴代2位の年少招集記録であり、21世紀生まれの初のA代表選手となった。

日本代表歴代2位の年少出場記録

2019年6月9日、日本代表が挑むキリンチャレンジカップのエルサルバドル戦で後半22分から途中出場した久保。A代表年少招集記録と同様に、市川大祐に次ぐ歴代2位のA代表年少出場記録となった。18歳5日での招集とあって、久保専用のカメラが設置されるなど大きな注目を集めた。

久保建英の凄まじさを表す記録11選。ラ・リーガ100試合出場達成!

欧州4大リーグ日本人最年少出場記録

2019年に日本代表(A代表)デビューを果たした久保は、同年6月にスペインのレアル・マドリードに移籍し、さらに8月22日にRCDマジョルカへと期限付き移籍。9月1日、2019/20シーズン第3節のバレンシア戦で後半34分から途中出場し、ラ・リーガデビューを飾った。丸岡満(現ランス・ヌサンタラ/インドネシア)の18歳8カ月14日を更新する、18歳2カ月28日での欧州4大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア)日本人最年少出場記録となっている。

欧州4大リーグアジア出身選手最年少得点記録

マジョルカにて欧州4大リーグ日本人最年少出場を果たした久保は、さらに2019年11月10日、2019/20シーズン第13節のビジャレアル戦でスタメン出場すると、ミドルシュートでラ・リーガ初得点を記録した。このとき18歳5ヶ月6日で、欧州4大リーグにおけるアジア出身選手最年少得点記録を更新した。

久保建英の凄まじさを表す記録11選。ラ・リーガ100試合出場達成!

ラ・リーガ100試合出場記録(EU圏外枠選手歴代2位の年少記録)

久保はマジョルカ(2019-2020)の後、ビジャレアル(2020-2021)ヘタフェ(2020-2021)再度マジョルカ(2021-2022)への期限付き移籍を経験。2022年7月19日にレアル・ソシエダへと完全移籍した。2022/23シーズン第6節のエスパニョール戦では、ラ・リーガ通算100試合出場を達成。ラ・リーガはEU圏外枠が3と少なく継続的にプレーするのは容易ではない中、EU圏外枠の選手としては元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロに次ぐ歴代2位の若さでの達成となっている。

若干21歳にして、次々と記録を塗り替えている久保建英。

レアル・ソシエダという最適な地をついに見つけ、今後の期待は高まるばかりだ。